【デスク発ウラ話】やはり気になる米メディアの取材の態度

2019年04月15日 18時00分

 メジャーリーグの取材に携わってかれこれ6年目になるが、いまだに「これって、いいのかな」と思ってしまうのが米メディアの取材“姿勢”だ。

 といっても、別に「スポーツジャーナリズムとは」なんて高尚な話をするつもりはない。記者会見やインタビューなどでのメディアの「態度」のことだ。足を組み、隣が空席の時は隣席の背もたれに腕をかけ、半ばふんぞり返る感じでマイク片手に呼びかける。環境によっては帽子やサングラスも着けたままだ。

 テレビ番組でもそう。芸能人や政治家などのインタビューでも堂々と足を組む。悪びれる様子は全くない。もちろん、そこには取材対象者への「親しみ」があり「リスペクト」があり「対等な立場」があるのだろうが、日本人的にはやはり気が引ける。ちなみに自分は二十数年前、レストランのカウンターで、先輩カメラマンの隣で足を組んだら「俺の方に向かって足組んでんじゃねぇよ!」と激怒されたことがあるだけに、余計に気になってしまう。

 しかし、中には“やりすぎ”な人がいて…。2年前、ヤンキースのキャンプイン時の監督会見でのこと。遅れて会見場に入ってきた、某大手メディアのライターが手にしていたのは食べかけの昼食。しかも会見中、監督に目をやりながらもお皿片手にポテトやパンくずをこぼしながら食べていた。これにはさすがの広報部長も「何だコイツは…」とばかりに表情を引きつらせ、当時のジラルディ監督も「ランチはおいしいかい?」と皮肉り、あきれる始末だった。ちなみにそのライターは“変わり者”で有名だったこともあり「やれやれ」な感じで終わったのだが、これが日本だったら即厳重注意、場合によっては“出禁”だろう。

 何が良くて何が良くないかはさておき、日々の取材から日米メディアのスタイルの違いを垣間見るのも、ちょっとした楽しみだったりする。

(運動部主任・佐藤浩一)