育ての親失った「SMAP」真価問われる今後の活動

2016年06月09日 12時00分

 1月に解散騒動を起こしたジャニーズの人気グループ「SMAP」がファンクラブの会報で、メンバーがそれぞれの思いをつづり、解散しないことを明言したと報じられた。これで、9月の契約更新時にも起きるのではといわれた解散騒動の再燃はなさそうだ。

 世間をあれほど騒がせた解散問題だ。「今回の会報はジャニーズの目を通っているもの。大切なファンに向けてのものですから、この言葉を裏切るようなことはしないし、させない。当然、メンバー間にはSMAPに対する思いや、ジャニーズに対する思いなどの温度差はあるだろうし、“まだまだ予断は許さない”といった感じで言う人もいるかもしれませんが、少なくともちまたで言われているような9月の“契約更新しない説”はないでしょう」とはある芸能プロ関係者。

 これからは止まっていた25周年コンサートの開催に向けて動きだすだろうが、1月の騒動時には解散、分裂、独立はやむなしとみられていたのだ。全てが元通りとは言わないまでも、徐々に元の姿に戻っていくはずだ。

「細かく見れば、木村(拓哉)とジュリー副社長との距離が縮まっていることなど、いろいろあるでしょうが、表面上、以前と大きな違う点は育ての親のI女史がいないこと。こういう結果だけ見てしまうと、あの騒動はいったい何だったのかということを改めて考えてしまう。メリー副社長、ジュリーの親子がI女史を追い出すためだけに壮大な計画を作り上げたのかなと。まあ、そんな計算はしていないとは思いますけども、そう疑ってかかりたいくらいですよ」(同)

 今回の騒動はI女史追放劇に過ぎなかったのかもしれないが、I女史のプロデュース能力、手腕は業界の誰もが認めるところ。「好き嫌いはともかく、メンバー一人ひとりが個々の仕事をしていくという今のSMAPの形を作り、国民的グループにしたのは間違いなくI女史です。楽曲に対するアイデアも持っていたし、実行力もありました」(業界関係者)。そのI女史がいないSMAP。これからどうなっていくかは、まだまだ見続ける必要はある。

(文化部デスク・島崎勝良)