【ニュースのフリマ】38年ぶり「横綱大関」登場か

2020年01月21日 13時22分

 横綱不在の荒れる大相撲初場所で本紙は21日発行の紙面記事で、「大関“絶滅”危機」を報じている。カド番の豪栄道が6敗と追い込まれ、関脇陥落の高安は2桁白星ならずで来場所の大関復帰はなくなった。豪栄道が負け越せば春場所の大関は貴景勝だけとなる。

 そうなると来場所の番付表はレアものに。「横綱大関」が久しぶりに登場するからだ。

 最高位の横綱には歴史的に称号としての意味合いがあり、不在でもこれを補う力士はいない。ゼロでも番付は成り立つのだが、「地位」であることが明確な大関については2人いないと成り立たない。ということで、大関に“欠員”が生じたら横綱がこれを兼ねて「横綱大関」を務める。

 さかのぼること約39年の1981年夏場所。前場所に増位山が引退したため、千代の富士が一人大関に。西横綱の若乃花が横綱大関となった。同年秋場所は、千代の富士の横綱昇進により大関はゼロ。3横綱のうち東西正横綱の北の湖と千代の富士が大関を兼ねた。82年春場所、琴風(現尾車親方)一人だった大関に隆の里が加わり、異常事態は解消された。

 仮に一人大関が今年現実となれば、38年ぶりに横綱大関登場へ。「令和初」の珍番付表は転売ヤーに狙われるかも…。

(渡辺 学)