【ニュースのフリマ】白鵬「カチ上げ」に有効?な技

2020年01月14日 13時45分

 土俵を降りた勝ち力士に「○○コール」が続くという、珍しい現象を呼んだ大相撲初場所2日目の白鵬―遠藤戦。勝った平幕の遠藤に声援がやまなかったのは、先場所の対戦で横綱から張り手とヒジ打ち同然の「カチ上げ」を食らう無慈悲な相撲の末に敗れたことがあったのだろう。白鵬の取り口を当時から批判していたNHK解説者の舞の海氏もそれを指摘していた。

 かねて批判が根強い白鵬のカチ上げ。立ち合いのカチ上げといえば、相撲協会理事長を務めた横綱北の湖(故人)のように、肩から当たって相手の体を起こすのが正統派ではないのか。ヒジ打ちは、そもそも大砂嵐(引退)がこれで猛威を振るったが「エルボー」批判を受けて影をひそめた経緯がある。それを「今さら横綱が…」という構図だ。

 一方で「やられる方にも問題が」という論評もあるわけで、対策も問われるところ。ヒジを出してくる相手には、それをたぐる「とったり」が有効ではないのか。

 くしくもこの初場所2日目、NHKは炎鵬のインタビューに合わせて1976年春場所の小兵力士旋風を紹介していた。13勝で優勝同点(決定戦で輪島に負け)、場所後に大関になった関脇旭国(元大島親方)、新小結で12勝を挙げた鷲羽山(元出羽海親方)、平幕で12勝の北瀬海(元君ヶ浜親方)。業師・旭国が得意とする1つがこの「とったり」だった。

 白鵬のヒジをたぐって横向きにさせて食いつくか、腕を離さず振って勝負に出る…。研究熱心さから「相撲博士」とも呼ばれた元旭国の指南を受けるのも一策では。

(渡辺 学)