【ニュースのフリマ】埼玉県「青島健太」前後世代の翔んでる著名人

2019年06月19日 14時04分

 NHK「ごごナマ」が映画「翔んで埼玉」を特集し、ビビる大木が「春日部」出身をアピールした18日、春日部高校OBの元プロ野球選手・青島健太氏が埼玉県知事選出馬を表明したのは何かの偶然か。

 埼玉・浦和(現さいたま市)の中学で野球をしていた筆者にとって、当時「春日部の青島」はスター的存在だった。進学校で強豪とは言い難い春日部が、1975年の秋季県大会で優勝し、関東大会でベスト4に。76年の選抜で補欠校になったのは快挙。その中心選手が強打者の青島で、県内に名をとどろかせていた。

 もう一人、当時の少年憧れの高校生アスリートが、現日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏。浦和南で75年度(開催は76年1月)の全国高校サッカーで主力としてチームを優勝に導き、「南高の田嶋」は有名人となった。

 青島氏は58年生まれで、田嶋氏は57年。田嶋氏は東京出身で埼玉県人ではないものの、この前後を含めた世代では、各界で活躍する県出身者・学卒者が少なくない。

 ノーベル物理学賞を2015年に受賞した梶田隆章氏は、59年生まれで川越高校卒。同年生まれには、数年前に浦和駅付近の看板が問題になった現地方創生担当相の片山さつき氏(浦和第一女子高OG)もいる。54年生まれの歌手丸山圭子も同女子高出身だ。

 サッカーの街をうたう浦和が県庁所在地だったこともあり、埼玉関係のサッカー著名人は多い。Jリーグの村井満チェアマンは59年生まれの浦和高校卒で、前出の浦和南では日本代表、横浜マリノスで活躍した水沼貴史氏(60年生まれ)も全国優勝を経験した。その上の年代では、昨年のW杯で指揮を執った西野朗氏が55年生まれ、浦和西高校時代から花形選手として知られた。マリノス初代監督の清水秀彦氏(54年生まれ)も、東京出身だが市立浦和高校で全国制覇を遂げた。

 スポーツ以外では、前回県知事選で出馬の噂があった心臓外科の名執刀医・天野篤氏(55年生まれ)のほか、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏(60年生まれ)、民主党政権で外務、財務副大臣を務めた武正公一元衆院議員(61年生まれ)、宇宙飛行士若田光一氏(63年生まれ)がいずれも浦和高校で学んだ。武正氏は浦和レッズの誘致に関わり、若田氏は野球部員だった。

 プロ野球界では、通算180勝投手の斎藤雅樹氏(65年生まれ)が市立川口高校出身。

 かくも多彩な“青島前後世代”。青島氏の出馬で、もう「春日部って実在するの?」と言われることもなくなるのか。

(渡辺学)