【競輪命】和田真久留の思い

2019年05月11日 18時04分

思いを語る和田真久留

 平塚競輪開設69周年記念(GIII・湘南ダービー)が11日、開幕した。注目の初日特選12Rは簗田一輝(23)を先頭にした南関2段駆けが決まり、1着・郡司浩平(28)、2着・和田真久留(28)、3着・中村浩士(41)という結果となった。

 今節は平塚をホームバンクとする和田が主役としての働きを求められている。周囲の期待もある。2日目(12日)の二次予選9Rも根田空史(30)と南関2人で、番組的には根田の番手というイメージがあった。だが、和田は「自分が前で頑張ります」と即決だった。

「根田さんと連係するのは初めてです。昨年の高松宮記念杯の初日に別線で走ったことはあるんですけど。最初なんで、先輩にいきなりお願いしますとは言えない。南関を引っ張っている先輩の前なんで、より一層気合が入ります」

 デビューから注目を集め、持ち前のスピードで上位進出。ただ、レース運びには優柔不断なところがあり、評価を得られない面もあった。が、このところの和田は精神的な成長を遂げ、南関の軸としての立ち位置を築いてきている。

 初日特選も重要な位置を回り「変なプレッシャーがあった」とクタクタになっていたものだが、たくましさを増している。「根田さんとはこれから連係していって、前後を考えていくことができればいいと思う。今、番手を回るといったら、それは甘え」。この平塚記念を戦い抜いた後、ひと回り大きくなった和田の姿があるだろう。


☆前田睦生(まえだ・むつお) 九州男児。ヘアスタイルは丸刈り、衣装はつるしのスーツで全国各地の競輪場の検車場を闊歩している。日頃の不摂生を休日の多摩川土手ランニングでなんとかしようとしている姿の目撃情報多数。