【競輪命】松戸ダービーの注意ポイント

2019年04月29日 17時50分

ダービー連覇中の三谷竜生

 松戸競輪場で「第73回日本選手権競輪」(GⅠ)が30日~5月5日の日程で開催される。ダービー連覇中の三谷竜生(31)や、ナショナルチーム勢の活躍に期待が集まる。

 三谷は昨年10月に最愛の母・湖雪さんを乳がんで亡くしており、24日には奈良競輪場で県内の乳がんや交通遺児などに関連する3団体に100万円ずつ、計300万円を寄付した。常に一戦一戦を戦う男は、自分にできること一つひとつを大事にしている。前人未到の偉業、なるか――。

 平成から令和へ。時代が変わっていくように、競輪界も変わっていく。6月からは先頭誘導員の早期追い抜きなどに関するルールが変わる。その事前の対策として、5月の開催(4月30日を初日とする開催)は特別な措置がある。

 先頭誘導員の早期追い抜き、または先頭誘導員に対する妨害行為の重注を3つつけると、「お寺行き」と呼ばれている黄檗山での特別指導訓練(5泊6日)の受講対象となる。松戸の333バンクでは、赤板前に4角付近にひかれている標識線の前に誘導を追い抜くと重注がつく。

 この重注がつくかどうかというポイントは自力選手に取って非常に重要なもの。「お寺行き」にならないために、普段より仕掛けが遅くなるケースが出ることもある。もしくは、勝負どころと思い、重注覚悟で踏み込むこともある。

 現在はスタートでけん制をすると重注がつくルールもあり、こちらの重注をひと月の間で3つつけると「お寺行き」になる。補足だが、今月、先頭誘導員に関する重注3つを取り、またスタートけん制の重注3つをつけても、お寺行きは1回とのことだ。

 このダービーに始まり、5月末までの開催は、自力選手の仕掛けどころに気をつけたい。


☆前田睦生(まえだ・むつお) 九州男児。ヘアスタイルは丸刈り、衣装は吊るしのスーツで全国各地の競輪場の検車場を闊歩している。日頃の不摂生を休日の多摩川土手ランニングでなんとかしようとしている姿の目撃情報多数。