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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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セクハラ撲滅指導歴のある麻生氏
2018年05月01日

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 森友文書の改ざんと辞任に追い込まれた前事務次官のセクハラの両問題で野党から辞任要求が続く麻生太郎財務相(副総理)に対し、疑惑発覚以降の言動に対する批判がいまだ止まない。

 もちろん麻生氏がセクハラを軽視するはずがないだろう。過去には2000年10月、日本クレー射撃協会の会長として、協会倫理講習会でセクハラ撲滅を訴えたと当時報道されている。

 それに先立つ1999年、熊本国体に同協会から派遣された大会競技役員が、運営を手伝っていた女子中学生にセクハラ言動を行ったとして協会側が抗議を受け、謝罪。理事20人が総辞職の騒ぎになった。同協会では97年の神奈川国体リハーサル大会でもセクハラが起きており、協会はもとより日本オリンピック委員会(JOC)も懸念する深刻な問題になったことを当時JOCを取材していた筆者も覚えている。

 麻生氏はクレー射撃選手として1976年モントリオール五輪に出場。父の太賀吉氏はクレー射撃協会の会長歴があり、麻生氏も00年5月に会長に就任。冒頭の倫理講習会は就任から半年弱の時期に開催され、当時の中日新聞記事によると、麻生氏は「日本体協(現日本スポーツ協会)や国体から除外される寸前だった。今年は写真週刊誌を含む53ものマスコミが(不祥事絡みで)取材を申し込んできた。生まれ変わるという印象を与えられるかどうかが大事だ」と約200人の出席者に信頼回復を訴えたという。

 それから約18年。この間、クレー射撃協会では「麻生降ろし」も叫ばれた激しい人事抗争の末、麻生氏は退任。その際には協会幹部の不明朗な会計処理疑惑が持ち上がり、協会はセクハラの次はカネと人事でモメにモメ、競技団体としてのイメージは地に堕ちた感があった。ただ、セクハラ問題の再発は耳にしていない。

 前出の麻生発言のように、クレー射撃はセクハラ問題により国体での実施が危機に見舞われた。国体参加にあたっては体協(スポ協)が4条件を示し、当時の朝日新聞報道によると以下の内容を00年にクレー射撃協会が受け入れることを決めたという。

 ①倫理委員会の活動を半期ごとに体協に提出②国体に参加する選手・役員は綱紀粛正を目的とした宣誓書に署名し、体協に提出、終了後は報告書を提出③理事選出を適正に実施④国体で関係者が不適切と判断される行為をした場合、体協のいかなる処分にも異を唱えない。

 麻生体制下でクレー射撃協会はかくも厳しい批判と是正策を受け、セクハラの再発防止を図った。それを現在の副総理兼財務相は身を持って知っているはずなのに今回、撲滅よりも「ハニートラップ」だの「はめられた」といった言葉が目立ってしまうのはどうしたことなのか…。

 

 







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