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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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金メダリスト獲得資金より安いボクシング連盟の財政規模
2012年08月17日

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 ロンドン五輪は財政力が弱い競技団体の健闘が目を引いた。

 4月8日付の本欄に記した「スポーツ団体収入ランキング」で最下位のボクシングが、金と銅のメダルを獲得した。下から5番目のアーチェリーは銀と銅。同じく7番目のウエイトリフティングも銀メダリストを出した。

 このランキングは、日本オリンピック委員会(JOC)加盟競技団体の助成金還流問題で設置された第三者特別調査委員会が、各競技団体の2010年度予算などを基に、数字が判明した35団体について作成したもの。それによると全日本アマチュアボクシング連盟の財政規模は5446万985円。協栄ジムの金平桂一郎会長が今五輪の金メダリスト村田諒太(東洋大職)獲得に向けてぶち上げた契約金「1億円」の半分強しかない。全日本アーチェリー連盟、日本ウエイトリフティング協会は、それぞれ、1億94万5799円、1億2025万7601円となっている。一方、10億1630万1543円で第9位のバスケットボールのように、五輪予選を突破できない団体もある。

 特筆すべきは、低評価されてきたボクシングの好成績。自前の資金が少ない上、JOCからの強化資金に反映される「競技団体ランキング」も、「特A」「A」「B」「C」「D」の5段階で、下から2番目の「C」。最下位の「D」は基本的に非五輪競技の加盟団体なので、ボクシングは五輪競技の中では最低ランキングの1つだった。文部科学省が多額の資金を投じた「マルチサポート事業」でも、メダル獲得可能性が高い順に設定された「ターゲットA」「ターゲットB」のいずれにも入っていない。アーチェリーは団体ランキング「D」ながら、マルチサポートでは男女とも「B」とされている。ウエイトリフティングは「B」ランクで、マルチのターゲットではなかった。金メダル候補とされたセーリング470級は「ターゲットA」で団体も「B」だが、メダルなしに終わった。

 金4個のレスリングも財政規模は35団体中18位の4億2004万318円。資金に乏しい団体の下克上のごとき奮闘が目立ったロンドン五輪でもあった。

 

 

 







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