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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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相撲協会の大横綱冷遇
2014年04月04日

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 3日に決まった日本相撲協会の職務分担がすごすぎる。

 

 31回優勝に国民栄誉賞、大関(千代大海)も育てた九重親方(58=元横綱千代の富士)が理事から委員に3階級降格となった。年寄(親方)の階級は理事、副理事、役員待遇委員、委員、主任、年寄となっている(元大関の「委員待遇年寄」もいるが)。理事経験者は役員待遇におさまるのが通例であるところを、それをすっ飛ばして下がってしまった。

 

 役員待遇なら理事と同じ給与がもらえるが、委員では理事と比べて数十万円のダウンになる。本場所中、国技館などへ出勤しても役員室に入れるわけでもない。割り当てられた監察と指導普及の部署は、いずれもトップが貴乃花親方(41=元横綱)。こちらも一代年寄の大横綱とはいえ、その“部下”となるのはプライド高き九重親方にとって屈辱ものの人事に違いない。

 

 八百長問題で師匠としての責任をとって2011年に理事を辞任するも、次回の役員改選で返り咲いて協会ナンバー2の事業部長になった九重親方。八百長問題で降格となった陸奥親方(55=元大関霧島)は今回、委員から役員待遇に昇格した。今年の理事選で落選したとはいえ、処分案件のない九重親方の異例の降格は左遷に等しい。総合企画部長から指導普及部長、生活指導部長、監察委員長、危機管理委員長などと肩書きラッシュの貴乃花親方の厚遇ぶりは、北の湖理事長(60=元横綱)が貴乃花後継体制の準備段階に着手したことを意味するとみられる。ということで、九重親方は協会運営的には引導を渡されたも同然の感が強い。

 

  九重親方も人望うんぬんなど毀誉褒貶は免れないところだが、角界最大級の功労者であることを考えれば、むごいとも言える冷遇。かつて朝青龍問題で2階級降格した高砂親方(58=元大関朝潮)が主任から役員待遇に復活した例もある。定年までの約7年で復活するには、看板力士を育てるしかないだろう。

 

 春場所を中止、夏場所を「技量審査場所」とした八百長騒動から3年。監察委員の役割はきわめて重要なはずだが、貴乃花親方の委員長就任はともかく、多数のポストとの掛け持ちでは“軽さ”が目立つ。







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