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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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元特捜検事も協力の検察小説
2014年01月06日

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 昨年9月に刊行された「検察側の罪人」(講談社)は警察と検察の関係を描いた、珍しい検察小説だ。それぞれの正義感が逆方向に向かうベテランと若手の両検事の葛藤を軸に、ミステリー仕立てで物語が進んでいく。

 

 ネットに掲載された雑誌「オール読物」2013年10月号の「自著を語る」によると、著者の雫井脩介氏は「時効によって逃げ切った犯罪者を裁くことは可能か、という問いが着想のきっかけ」と振り返り、複数の元検察官に取材したという。実際、事件捜査における警察と検察の連携ぶりや、被疑者を“割る”取調べの描写はリアリティーに富む。

 

 同書末尾には「なお、取材に快くご協力くださいました弁護士・郷原信郎氏に心からお礼を申し上げます」の書き出しで、協力を得たほかの法曹関係者への謝意を述べた一文がある。参考文献には「検察の正義」「特捜神話の終焉」と郷原氏の本が2冊、挙げられている。

 

 郷原氏といえば一昨年、「由良秀之」のペンネームで検察を舞台としたミステリータッチの小説「司法記者」を出して話題になった。ストーリーありきの強引な取調べについていけなくなった検事が登場する点は、「検察側の罪人」と共通する。

 

 これまたネットにあった「日本推理作家協会会報」の12年3月号の由良氏による「入会のご挨拶」という一文に、「これまでに検察をテーマにしたドラマや小説はありましたが、実際に検察の世界を経験した私たちから見て、全くリアリティを感じないものが大部分でした」というくだりがある。

 

 その郷原氏も協力した「検察側の罪人」はリアリティー十分と言えるだろう。







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