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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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早明戦「5万人」に届かなかった理由と視聴率
2013年12月03日

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 関東ラグビー協会による早明戦の公式記録を見て2つ驚いた。

 

 1つは得点経過などを担当者が手書きで記す「概要」欄に、何と「ノーサイド」の書き込みがあったこと。通常は最後の得点経過を書いたところで終わり、それより下段は空白になっている。特に「終了」などと記述しないのだが、今回の一戦は現国立競技場で最後の早明定期戦に加え、さよならイベントで松任谷由実が「ノーサイド」を歌うとあって、事前からノーサイド的ムードが漂っていたが、この記入者も思い入れが強いあまりについ書き込んでしまったのか、記念の意味を込めて意図的に書き入れたのか。いずれにせよ珍しい記録用紙を手にした。

 

 もう1つは観客数「4万6961人」。試合中にスタンドを歩いてみたところ、ほとんどの席が埋まり、最上段は立ち見客であふれ、通路にも座り込む人が見られた。国立競技場の公式収容人員は5万4224人。ひょっとしてそれ以上の券を売ったのではないかとの疑念も高まり、新聞では「久々の5万超え」なるかと報じられ、筆者の体感でも5万オーバーだった。

 

 しかるに4万6961人。関東協会の担当者に尋ねると、そもそも5万枚も販売していなかった。

 

 「よく言う『キャパシティー』は、特別な観戦ルームとか記者席なんかをすべて含めた席数のこと。今回、5万枚売ったら、どうしても自由席を詰め合わせなければならなくなり、そうすると消防法の上でも問題が出てくる。そういうことも考えて、(販売枚数の設定を)5万以上にはできなかった」(関東協会関係者)

 

 キャパ5万4000人といっても、イベントの性格や主催者の意向によって販売座席の設定は異なる。記者席は一定のエリアが固定されているものの、国際大会のような競技会では増えたりする。つまり、観客に売るチケットの枚数はケースバイケース。今回の早明戦では、消防対策上問題のない範囲で最大限の数を販売し、結果として「当日券が数百枚残った」(同)程度の人気ぶりだった。実際のところは4万8000枚弱程度の販売だったとみられる。

 

 早明戦で観客実数が発表されるようになったのは2004年。それ以前には競技場を運営する「日本体育・学校健康センター」(現日本スポーツ振興センター)が有料入場者数の歴代上位イベントを公表したことがあり(おそらく、使用者から受けた入場料収入の報告に基づくものだろう)、1982年の早明戦が6万6999人という燦然たる最多記録に輝いている。

 

 国立の座席は何度か改修されており、たしか当時の定員は6万2000人とされていた。その後、93年のJリーグ開始に伴って個席を充実させた分、収容人数は減り、現在の5万4000人に至った。ちなみに93年5月15日のJリーグ開幕戦・ヴェルディ川崎VS横浜マリノスは5万9626人。

 

 また、ビデオリサーチ調べによるNHK総合の関東地区平均視聴率は、午後1時50分~2時47分(前半)が2・2%。同2時50分~3時50分(後半)が2・8%だった。ちなみに、午後0時5分~2時26分の福岡国際マラソン(テレビ朝日)は11・8%。11月7日付の小欄に書いたように、ラグビーの視聴率は3%あたりで固定化しているのが現状だ。







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