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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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大坂なおみと「キング夫人」
2018年09月18日

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 凱旋帰国して女子テニス「東レ・パンパシフィック・オープン」に出場する大坂なおみが全米オープン優勝を遂げた場は、ニューヨークの「ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター」。USオープンは会場の地域名「フラッシングメドウ」の名称で語られることが少なくないが、米女子のレジェンド、ビリー・ジーン・キング氏を主人公にした映画「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」が日本でも公開された今年、大坂が「男女差別」論争も呼ぶ形でナンバーワンになったのは因縁も感じさせる。

 今回の快挙でファンらの感嘆を呼んだ1つが、日本円にして約4億円(380万ドル)という優勝賞金。大会の賞金額は男女とも同じだが、かつては多くの大会で男子の賞金額が女子を上回っていた。これに対してマルチナ・ナブラチロワらトップ選手が異を唱えて平等化を求めてきた歴史があり、その源流とも言えるのがキング氏だった。歴史に残る男女エキシビションマッチを描いた前出の映画も、女子の賞金が男子より少ないことに対して、キング氏らが大会主催者側にかみつくところから始まる。

 4大大会優勝12回のキング氏が1973年、前出のエキシビション戦でプレーしたボビー・リッグス氏(故人)は、ウィンブルドンや全米を制した元名選手である一方、マッチョな「男性優位主義」の象徴として映画では性格づけられている。そのキング氏は奇しくも、先の全米決勝で大坂に敗れたセリーナ・ウィリアムズが主審への抗議における暴言などで処分された件に触れて、ツイッターで「女性が感情的になると『彼女はヒステリーになって、そのために処分された』となる。男性なら『彼は率直だ』と言われて波紋を呼ぶこともない」との見解を示し、セリーナの言動と主催者側の処分は「性差別」論争にまで発展した。

 「マダム・ビリー・ジーン・キング」とも呼ばれ、日本メディアでは過去に「キング夫人」と表記されたキング氏。「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」を制してから45年の節目に、大坂がゆかりの大会で4大大会シングルス日本人初制覇を飾ったのも何かの縁か。映画のパンフレットには、現在の女子テニス界が混沌状態であるとして「日本の大坂なおみをはじめ、20代前半の世代にはそういった(メジャー大会で優勝)素質を感じさせる選手が多い。ビリー・ジーンらに続く、次の女子テニスを盛り上げる存在の誕生が待ち遠しい」という「スマッシュ」誌編集長の寄稿も掲載されている。まさにタイムリーな大坂の優勝であった。



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