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プロフィール
前田睦生
突撃隊長・前田睦生(まえだむつお)競輪命。九州男児。ヘアスタイルは丸刈り、衣装は吊るしのスーツで全国各地の競輪場の検車場を闊歩している。日頃の不摂生を休日の多摩川土手ランニングでなんとかしようとしている姿の目撃情報多数。 補佐・秋田麻子(あきたあさこ)趣味は競輪とプロレス観戦。なぜかアイアンマンヘビーメタル級王座1054代王者でもある。
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批判はあるが…
2014年06月24日

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一度決定したものが変わるのはどうなんだ、の声も非常に大きいと思う。だが競輪界が全体として前進するために必要な処置だったのではないか。変えるのにも相当なパワーが必要だった。このまま閉塞してしまわないために、とさまざまな人たちの思い、考えが凝縮され、この決定につながった。前進のための力が今回の決定を導いたとみたい。

 

新選手会「SS11」に移籍を企図した23人のうち、18人に対する制裁内容が見直された。自粛期間を一律3か月(5~7月)と変更し、8月から復帰することになる。復帰してからについては、当初の処分期間にあたる残りの部分で寄付行為を行うという。処分は軽減の側面が強いが、形を変えるものでもある。選手会が寄付金を預かり自転車競技、競輪の発展など使途を選択する。

 

18人は、武田豊樹、村上義弘(1年間から)。新田祐大、平原康多(8か月から)。佐藤友和、伏見俊昭、佐藤慎太郎、成田和也、山崎芳仁、渡辺一成、小野大介、古川功二、牛山貴広、岡田征陽、川村晃司、稲垣裕之、村上博幸、藤木裕(6か月から)だ。

1年間のまま、長塚智広。6か月のまま、鈴木謙太郎、稲村成浩、稲村好将、豊岡哲生。

処分が変わらない5人は個別の事情があるようだ。

 

今回の騒動で「競輪に嫌気が差した」というファンもいるだろう。残念ながら去ってしまったファンもいると思う。自粛が始まった5月以降の売り上げの問題について「スター選手がいないから下がっているんだ」という主張がある。その前に、彼らが騒動を起こしたからそうなったという責任がある。だからこそ、復帰して走ることになる選手たちにはさらに重い責任が伴う。もちろん、それは走る当事者達が痛いほど感じているだろう。そういう責任感を持った選手ばかりなのは、よく分かっている。

 

前進する力を信じたい。

 

「競輪をよくしたいと動いた選手たちをどうして制裁するのか、として選手会が非難される部分があった。選手会としては、除名にしたり、また戻りたいと謝罪してきたものを戻らせないなどとしたりすれば、今以上の混乱をきたしていたと思う。今回の決定も競輪界全体を考えてのこと」

 

佐久間重光理事長は説明した。今回で一連の騒動は収束に向かうだろう。選手会は泥をかぶる形で、競輪界全体を見据えた行動を取ってきた。浴びるべきではないヤジ、批判も浴びたと思う。競輪界のために、なかなか説明しづらい部分もあっただろう。今こうして前進する態勢に入ったと思うし、これまでの判断は適切だったと考える。ファンには誤解が生じていた部分がある。

 

この措置により、村上義弘、博幸兄弟はグランプリ出場の道が見えてきた。GP出場には最低出走本数が決められており、1~10月で40走が必要だ。村上博は今年まだ19走しかしていない。村上義は24走。8、9、10月の3か月で埋められる数字だ。(最終的に選考委員会はあるが)

 

競輪祭の決勝までGP出場権の争いは行われる。決勝で決まる、という状況が競輪界のストーリーを生み出している。GP出場選手の選考委員会は、競輪祭後に行われるが、村上兄弟が走れるのかどうかが決まっていない状況では、混乱を招きかねない。現時点でも、出走本数はクリアしてもこうして処分を受けた選手ということでGP出場に適さないのではないか、という声もあるだろう。競輪祭前に、というかできるだけ早めに処分を受けた選手がGPに出場できるかは決定してほしい。

 

自粛期間が3ヶ月になった18人は、8月サマーナイトフェスティバル(GⅡ)、9月オールスター(GⅠ)も出場できる。ASはファン投票の名簿には入っていないが、競走得点、出走本数などをクリアしていれば出られる。出場やシードのボーダー上にいる選手たちには厳しい状況になってしまうが、これはやむをえないか…。一般会員の中には、まだ大きな怒りを持っている人もいる。差が埋まるにはまだ時間が必要かもしれない。

 

 

今回は選手会がどんな決定をしても批判を受ける構図だった。だからこそ、前進する姿勢、それしかなかったと思う。それを示すことはできたのではないか。誰もが納得できる状況は生まれ得ない中での決定。ただそこから競輪界の未来を切り開いていかないといけない。苦しい道のりになるのも間違いないが、競輪界一丸となるしかない。前に前に、前へ前へ。







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