究極の頭脳スポーツ「ケイリン」を東スポの〝伝道師〟がアナタに伝えます。
プロフィール
前田睦生
突撃隊長・前田睦生(まえだむつお)競輪命。九州男児。ヘアスタイルは丸刈り、衣装は吊るしのスーツで全国各地の競輪場の検車場を闊歩している。日頃の不摂生を休日の多摩川土手ランニングでなんとかしようとしている姿の目撃情報多数。 補佐・秋田麻子(あきたあさこ)趣味は競輪とプロレス観戦。なぜかアイアンマンヘビーメタル級王座1054代王者でもある。
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「実力」という言葉
2018年09月19日

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 高知競輪場で開催された「第34回共同通信社杯」(GⅡ)は17日に最終日を行った。若手の台頭が目立った大会だったが、平原康多(36)が貫禄の優勝を手にした。実力を誇示した。

 

 

 落車のアクシデントもあるあわただしい流れになったが、平原が冷静だった。太田竜馬(22)、山崎賢人(25)に清水裕友(23)、郡司浩平もまだ28歳といった若手相手に動じることはなかった。山田英明(35)も“獲れる”ところまで、本当に目の前に優勝が見えたが、つかめなかった。勝ち切った平原が、上だった。

 

 いわき平オールスターの時に村上義弘(44)に「才能」という言葉について聞いてみたが、また「実力」という言葉もよく使ってしまうのに、どこかあやふやなものである。山田に実力がないとは思えないが、このレースでは平原に対し、実力が足りなかったように感じる。

 

 平原のすごさを改めて感じるとともに、また、自分自身に襲いかかってくる「実力不足」の思いがある…。「0・5ミリですか?」。このエントリーでは「実力」のキーワードで書こう、と考えながら行きつけの理髪店に入った。「あっ、今日は2ミリで」。昔、「前回は1ミリだったけど、今回は2ミリで」と頼んだり、恐ろしく、文字通り「不毛」な会話をしたことを思い出した。「何も成長していない…」

 

 

 太田(左)と清水の2人はこれからどんどん成長していくのだろう。もはや、GⅠを狙えることは誰も疑わない。対照的に、衰えしか感じない自分の生き様に悲しさを感じる。無意味に丸刈りをミリ単位で使い分け、洗髪(洗皮?)されながら、競輪の記者として日本一のイケメンといわれるD紙のMさんの髪が抜け始めればいいのに…と祈るくらい情けない人間になってしまった。

 

 最近ではリリー・フランキーの「美女と野球」を、また油来亀造の「春が来た!」という本を読み、いろんな文章のあり方を勉強している(この2冊は、とても特徴的な文章なのです。善悪などの判断は抜きにして)。ただ勉強はしているが、身についていない。記者の仕事をしてきて、今年に入り自分の実力のなさを感じるシーンが多い。取材する、原稿を書く、だけではない。

 

 

 山田(中央)はとにかくいろんな人の話を聞いて、それを吸収して力をつけてきた。今また、今回の失敗を教訓にしてGⅡ、GⅠの優勝につなげるはずだ。見聞きしたものを自分の力にするところまで、意識しないといけない。さらには先を見て、自分がどうならないといけないかを意識することが大事で、山田は明確に「グランプリ出場」をつかむ努力を行っているのだ。

 

 

 意識といえば、こんなシーンがあった。初日に野原雅也(24)がゴール後落車で左鎖骨、ろっ骨骨折のケガを負ってしまい、翌日に野原の工具箱を近畿勢が探していた。全員で、だった。普通なのかもしれないが、当方の感覚では、後輩に「おい、探しとけ」とまではいかなくとも「探しておいて」くらいで済ませるのかと思った。だが、競輪選手のこうした時の意識はひとつだ。

 

 いつどうなるか分からない厳しい戦いの中、誰もが支え合っているのだ。探し出すのにだいぶ苦労していたので、気にして見ていたのだが、どうやら出産で欠場中の妻・小川美咲(24)の「106期」と書いてあったため、野原の「103期」を目当てにしていて見つからなかった模様だ。ともあれ、「見つけ出したのは、オレです」と笑ってくれたのは稲垣裕之(41)だった。

 

 さすが海上自衛隊勤務時代に培った危機管理能力や、事務処理能力、探知、察知の技術があるのだと思った。まさにこれも「実力」だ。稲垣は今、苦しんでいるが、すぐに迫る向日町記念(GⅢ・22~25日)で復活してくれるはず。また、落車の影響が気になる村上義弘(44)も、これまで以上の精神力で、いつもの感動を与えてくれると信じるのみだ。



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