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世IV虎は礼儀をわきまえたピュアな女性
2015年06月08日

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 スターダムから世IV虎(21)の引退が発表された。

 世間を騒がせた女子プロレスラーによる凄惨マッチは最悪の結末を迎えてしまった。団体の発表によると、世IV虎は「もうプロレスをやりたいとは思わない」と話しているという。これが本当なら、女子プロ界は大きな財産を失ったことになる。

 世IV虎は2月22日に後楽園ホールで行われたタイトル戦で、対戦相手・安川惡斗の顔を拳で殴りまくり大ケガを負わせた。「ケガをするのは二流、ケガをさせるのは三流」というジャイアント馬場さんの教えからすれば、世IV虎の責任は確かに重い。しかし防御できなかった惡斗もまた未熟で、プロとしてお互いに非があったのではないか。

 それなのに世IV虎だけが「やり過ぎだ」と非難された上、女優でもあった惡斗のきれいな顔面を崩壊させた“悪者”としてセンセーショナルに扱われた。結局、世IV虎は選手生命と引き換えに騒動に終止符を打った格好でもあるが、これではあんまりだ。何より悲しいのは「平野芳子」という21歳の女性に、心の制御ができない負のイメージがついたことだ。

 世IV虎はデビュー前から取材している。中学時代は手のつけられないワルだったという。それでも、当時はまだ17歳だったが大きな声でキチンとあいさつができた。

 練習場の最寄り駅で「お疲れさまです!」と周囲もビックリするような図太い声をかけられ、恐る恐る振り返るとジャージー姿でド派手なピンクのキャップを斜めにかぶった世IV虎がニコニコして立っていたことも…。見た目は怖いが、天真らんまんで愛くるしい女の子だった。

 世IV虎は本紙のリレーエッセー「格闘技女子会」で連載していた。締め切りギリギリになることや、行数不足など困ったことも多かったが、そのたびにメールできちんとおわびがあった。それも絵文字などは一切使わず、申し訳ない気持ちが心から伝わってきた。これが「平野芳子」の素顔の一端である。

 凄惨マッチの裏で何があったのか定かではない。ただ、世IV虎はしっかり礼儀をわきまえたピュアな女性であることを知ってもらいたい。

(運動部デスク・楠崎弘樹)







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