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変身願望をかなえる「人間ラブドール製造所」
2018年12月20日

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 近年、ラブドールを取り巻く環境は、大きな変化を見せている。ラブドールをガールフレンドに見立てて連れ歩いたり、スタジオセットを組んで写真を撮ったりしても、それを見て「おかしい」と思う人は少なくなった。そんな中、生身の人間がラブドールになりきることができるサービスが注目を集めている。「人間ラブドール製造所」(大阪府東大阪市)だ。

 同製造所では、「ラブドールのようになってみたい」という人がラブドール風のメークを施してもらい、衣装を着させてもらって、撮影をしてもらう。2017年12月にスタートした。

 施術は「人間界からの離脱」から始まる。そして、「眼球入れ替え」「顔面製造(施術)」「衣装着用」「製品お披露目・命名の儀式」「梱包・開封の儀式」「製品撮影」「ひとり遊び(自撮りタイム)」と続く。梱包・開封の儀式では、一度、客がビニールに包まれる。そして、写真を何枚か撮ってもらった後に命名された名前を呼ばれながらこのビニールが開封される。そして、最後に、「人間界への誘い(現実に戻ってくる)」で終わる。

 これらは、製造写真技師のLEiyA Arata(新レイヤ)さんと躰型製造師の碧(みどり)さんによって行われる。

「製品撮影」のとき、撮影用バックペーパーの前に立った客の女性(大阪市の20代)がカメラマンのLEiyAさんの指示に合わせるように動いていると、女性の表情が変わった。人間っぽさがスッと消えると、そこに立っていたのは、ラブドールそのものだった。

 女性は「メークが終わって鏡を見たときに、ふわふわした感じになりました。不思議な感覚でした。写真を撮ってもらっているうちにフッと『無』になりました。今まで、コスプレのような変身願望はありましたけど、真剣にやっている人たちもいるので、なかなかできなかったです。製品化されたときの自分にも驚きました。『秘密の遊び』のような感じで入りやすかったです。体のコンプレックスが取り除かれる感じやったです。ポジティヴになれました。とっても楽しかったです」と語った。

 全工程で4時間以上。人間ラブドール名は「つむぎ」ちゃんと命名された。

 LEiyAさんは「このプランは、カウンセリング(『人間界からの離脱』)から始まり、どんなドールになりたいのかを聞きます。メークし、ウイッグを決めます。カラーコンタクトも入れるのですが、これは、人間の目の光を消す意味があります。名前は、お客さんに決めてもらってもいいですし、私たちが決めることもあります。女の子は、小さいころから人形遊びをするせいか、潜在意識として『人形はかわいい』って思っているんです」と話す。

 また、碧さんは「ラブドールの体形って女性にとって理想なんです。でも、誰でもああいうふうになれるんですよ。ラブドールがメーカーさんで働いている造形師さんの技術によって人間に近づいていくように、生身の人間が私たちの手でラブドールに近づいていくんです。お客さんは、自分の身体が美しくなることで“自分を愛でる”ことができて、それもステキだと思います」と言う。

「人間ラブドール製造所」には、男性客もやって来る。女性だけでなく、男性も変身願望を持っているのだ。基本料金は4万円で、さまざまなオプションをつけることによって金額が変わる。今では、あまりにも卓越した技術が口コミなどで広がり、かなりの予約が入っているという。

(文化部デスク・三浦伸治)







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