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中畑清さんが本気で願う野球人気の復活
2018年02月12日

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「宮崎キャンプ60年記念ジャイアンツVSホークスOB戦」が10日、雨中のサンマリンスタジアム宮崎で行われた。長嶋茂雄さんが総監督を務め、王貞治さんが4番・DHに座った豪華メンバーの巨人OBの中で、前DeNA監督の中畑清さんも「6番・一塁」でスタメンに名を連ねた。

 2016年11月の台湾での「巨人OB選抜—台湾OB選抜」戦で、中畑さんは1回に一塁に走塁した際に右太もも裏を痛めいきなり負傷交代。大爆笑を巻き起こしている。

 12年からDeNA監督時代の4年間、取材をさせていただいたが、中畑さんはとにかく話題の中心にならないと気が済まない人。10日は雨が降り、寒さもあって、2回に遊失で出塁したが「×」マークを作り交代。それでも試合中、マイクを握ると「1イニングがいっぱいいっぱい」と観衆を笑わせた。

 その中畑さんが常々語っているのが野球人気の復活だった。DeNA監督を引き受けたのも「サッカーから野球に人気を引き戻す」ことが理由の1つだった。「このままでは野球が終わってしまう」という言葉には、普段の明るさとは違う危機感があった。

 成績は低迷したものの、中畑さんの喜怒哀楽と筒香ら若手の成長にファンも熱狂。就任前の11年に年間110万1192人だった観客動員数は、球団の営業努力もあって中畑さんが退任した15年には181万3800人に跳ね上がった。

 同じ言葉を語っていたのが、1月に急逝された星野仙一さんだった。少子化、地上波中継の減少に「このままじゃ野球が終わるぞ」と副会長を務める楽天だけではなく阪神、中日と縁のあった球団、さらには「巨人が強くないと野球界が盛り上がらない」とあれだけ対抗心を燃やした巨人にも温かい目を向けた。

 人気低迷が叫ばれる一方で、17年はセ・リーグが過去最高の1402万4019人の観衆を集めている。CS放送やスマホなど観戦スタイルは変化している。エンゼルスに移籍した大谷翔平のように、スター選手がメジャーを目指し日本代表が常設される流れの中、昔のように巨人で日本全体が盛り上がるのは難しいのかもしれない。時代の流れとはいえ、一抹の寂しさも感じる。

 今回、巨人担当としてOB戦を生で見る幸運に恵まれた。この日も「ファンあってのプロ野球」とアピールした中畑さん。実現にこぎつけた関係者の尽力もあって、昭和を駆け抜けたスターのユニホーム姿を目に焼き付けることができた。

(運動部主任・坂庭健二)







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