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無投票再選の裏に巧妙な“陰湿いじめ”作戦
2017年12月07日

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 11月28日告示の新潟県湯沢町の町長選挙は、現職の他に立候補者がいなかったので、選挙をすることなく、町長が続投することになった。最近、地方自治体で無投票当選が増えている。2015年の統一地方選では、無投票当選の比率が21・9%。無投票で5人に1人が首長、議員になっている。

 人口が少なく、なり手がいないために無投票になってしまう地域もあるが、そうではないところもある。なぜなら、地方議員は国会議員よりもおいしい面もあるからだ。

 ある元地方議員は「一般の方は地方議員は国会議員より下だと思うでしょうが、首長は王様ですし、地方議員の権力者は国会議員をお財布代わりにするんです。地域の有力者を取りまとめている地方議員に、衆議院議員が選挙区で勝つために200万円払って票を取りまとめてもらうのです。さらに交付金として衆議院議員の選挙区支部から、県議の支部に資金移動をさせる手口で、巧妙にカネを奪うそうです」と指摘する。

 悪いことをしても国会議員ほど目立たないため、メディアに叩かれず、収入も利権もおいしいだけに、できれば無投票当選をしたくなるだろう。

「根回しがうまくて、他の立候補者が出ないようにうまく収める首長、地方議員は、選挙を戦わなくても再選できるのです。田舎だから立候補者がいないのではなく、田舎ならではの閉鎖性を後ろ盾にして、他の立候補者が立候補できないように有権者を扇動するのです」(政策法務研究所)

 ある県では、政務調査費不正受給が発覚し、自民党を辞めざるを得なくなった県議Xがいる。県民が県に対して、Xに返還させるよう求める訴訟を起こしているにもかかわらず、無投票再選した。本人は責任を事務員に押し付け、ボランティアに口裏合わせを頼んだ。自民党を潔く辞めたものの、子分的な自民党有力者を遠隔操作し、立候補しようとした他の候補者に圧力をかけたという。

 地方選挙事情通は「立候補しそうな対抗馬と個人的に親しい人からプライベートな弱みを聞き出し、他人を使って対抗馬の親族にリークさせたりします。親族が『あなた、とんでもないハレンチな遊びをしてるらしいじゃない。選挙に出たら、そんな情報が出てくるんじゃないの? 一族の恥だから、選挙になんか出ないで』と止めるわけです」と明かす。

 また、日常では、自分の対抗馬となりうる人物を仲間はずれにするという。

「地元の有力者、名士の集まりや忘年会、お祭りに来させないようにするのです。それも単純なやり方で、『あの人が来るなら、私は行きません』と女同士のイジメみたいなことを言うのです。人口が少なく人付き合いが密接な田舎であればあるほど、このやり方が効くのです」(同)

 人を使って陰湿に陥れるという意味では、巧妙な陰湿いじめっ子体質が無投票再選する者たちの特徴のようだ。

(文化部デスク・三浦伸治)







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