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新党ラッシュも結党会見が「絶頂期」という現実
2017年10月12日

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 衆院選が10日公示された。直前に小池百合子都知事が「希望の党」を立ち上げれば、分裂した形の民進党から枝野幸男元官房長官が「立憲民主党」を結党。それぞれ都内のホテルで結党会見を行い、会見場は200人を超える報道陣で、立すいの余地もない盛況となった。

 

 この10年で多くの国政政党、政治団体の結党の瞬間を見てきた。みんなの党、たちあがれ日本、新党改革、新党きづな、国民の生活が第一、結いの党、山本太郎となかまたち、国民怒りの声、民進党、都民ファーストの会…と挙げたらキリがないが、どれも記憶に残っているのは報道陣の多さだけで、中身でインパクトがあったのは、わずかしかない。

 

 2012年に4日しか存続しなかった「太陽の党」は散々な船出だった。平沼赳夫氏らが立ち上げた「たちあがれ日本」に当時、都知事だった石原慎太郎氏が共同代表で正式加入し「太陽——」に衣替え。新党は高揚感や期待感に包まれるものだが、平均年齢73歳で「老人党」とやゆされ、「太陽は太陽でも爆発する太陽では?」「若い候補者はいないのか?」などの質問が飛び交った。これにキレた石原氏が「野合で結構。野合でも良いセックスをしたらいい」と石原節を炸裂させるなど大荒れだった。

 

 11年に鈴木宗男氏が結党した「新党大地・真民主」は国政政党への執念を感じた。

 

 当時、仮釈放中で公民権停止中だった宗男氏が、地域政党「新党大地」を全国区へと拡大させた。その党名もさることながら、集まったのはプロゴルファー・横峯さくらの父親で、お騒がせを連発していた横峯良郎氏や、陸山会事件で法廷闘争中の石川知裕衆院議員ら濃〜い面々。応援団で歌手の松山千春は「それぞれがワケありで、なんだこれはと感じる。ワケあり新党、止まり木新党かと」と笑わせたが「今の政治の流れを変えないといけない。その気持ちは固まっている。10年間見守ってください。天下を取りにいきますよ」と最後は真剣に訴えたのが印象深かった。

 

 冒頭の2つの新党はどうだったか? 希望の会見が午前9時30分開始という異例の早さだったのは、小池氏が午前10時20分から都知事の公務があるため。せわしない進行の上に、話題は「二足のワラジ」ばかりに集中し、小池氏は結局、途中退席という中途半端な内容だった。

 

 一方、会見場にイスが一つしか置かれていなかった枝野氏の会見は「最後に仲間が駆けつける演出があるのでは」と期待させたが、サプライズはなく肩透かしに終わった。

 

 この10年で産声を上げた政党(国会議員が1人でもいた)で、今回の衆院選に出馬しているのは「日本維新の会」「新党大地」などわずかしかない。離合集散が常で、新党が生き残るのは至難のワザ。新党がピークを迎えるのは、結党会見時という悲しい現実がある以上、せめて政界史に爪痕を残すハデな花火を打ち上げてもらいたいものだが…。

 

(文化部デスク・小林宏隆)







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