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CDの寿命
2017年04月20日

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アルミニウム膜が腐食してしまったCD

 近年はデジタル配信や、逆にアナログレコード人気の再燃など、長きにわたって音楽ソフトの主流だったCDの存在が微妙になってきている。

 CDソフトが初めて発売されたのは今から35年前、1982年のこと。それまでのレコード盤に比べて、擦り減らないからノイズがなく、半永久的に良い音を楽しめる、という触れ込みで、4年後の86年にはCDが市場のシェアでレコードを逆転した。

 音の良しあしは個人の好みもあるのでなんとも言えないが、実はCDには致命的な欠点があるのをご存じだろうか?

 確かにCDはレコード針で盤面をこするわけではないから、擦り減ることはない。じゃあ劣化しないのかというと、とんでもない。CDだって再生不能なくらいに劣化することがあるのだ。

 盤面にひどい(深い)傷などが付いたら、もちろん音飛びもある。しかし、それよりもはるかに深刻なのは「酸化」だ。写真を見ていただくと、盤面全体が白濁したように汚れているのが分かると思うが、実は汚れではない。表面の汚れならクリーニングすれば落ちることもあるが、これはアルミニウム層が酸化してしまったことによる変質だ。プレーヤーでの再生は不可能だし、信号が一切読み取れないのでパソコンに取り込むこともできない。

 なぜこんなことが起こるのかというと、表面の傷から空気が入り込み、反射膜として使われているアルミニウムを酸化・腐食させてしまうからだ。傷が付かなければ問題ないかもしれないが、皆さんはCDの裏面(ラベルではないほう)にだけ注意を払っていないだろうか? ところがアルミニウム膜は印刷のあるラベル面に傷が付いたほうが、簡単に空気が入って腐食してしまうのである。

 この現象は80年代に製造されたCDに多く見られるようで、古いCDほど劣化のリスクは高い。そもそもアルミニウム膜の寿命は20〜30年しか持たないという説もあり、これから先は手持ちのCDがどんどん腐食していくことも考えられる。

 一度腐食したらもう手の施しようがないので、対策としてはCDが無事なうちに音源をパソコンに取り込んでおくなどバックアップをするしかなさそうだ。やっぱりアナログレコードのほうが、ノイズや針飛びがあってもとりあえず聴けるだけCDよりも優れているのだろうか?

(文化部デスク・井上達也)







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