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松井秀喜氏 その場の空気を読む感覚はさすがのひと言
2018年07月16日

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 やっぱり希代のスーパースターだな。13日に京セラドームで行われた殿堂入り表彰式で松井秀喜氏を取材し、改めてそう感じずにはいられなかった。

 球宴第1戦の試合前、史上最年少でプレーヤー表彰に輝いた松井氏は、グラウンド上で後輩の巨人・坂本勇から花束を受け取り、授与された殿堂入りレリーフを晴れやかな表情で見つめた。そして、同じく殿堂入りした原辰徳氏、阪神・金本知憲監督を横に“トップバッター”で満員に膨れ上がったスタンドのファンを前にあいさつした。

 まず、巨人入団当時の監督だった恩師・長嶋茂雄氏に対する感謝の気持ちを述べると、日本を離れる最後のシーズンでチームの指揮官を務めていた原氏とともに栄誉を手にしたことについても「二重の喜び」と口にした。

 続いて、全セのメンバーとしてベンチ入りした元同僚の巨人・上原浩治投手の名を挙げると「(年齢が)1つしか違わないんです」。このひと言によって、それまで、どこか堅苦しい雰囲気だった両軍ベンチと場内は、一瞬にしてドッと笑いに包まれた。

 最後には「本日、大阪という場にもかかわらず、ジャイアンツの話題ばかりで申し訳ありません」とウイットに富んだ関西向けの“謝罪”も忘れず、万雷の拍手を浴びた。終始真面目なムードだけに終わらせることなく、ユーモアも交えながらしっかりと場を盛り上げる。エンターテイナーとしても超一流——。空気の読み方は、さすがだった。

 表彰式が終わっても、松井氏は“らしさ”を全開にした。大勢のメディアが集まって囲み取材が始まろうとした瞬間、私の顔を見て「今日は真面目な場だから、ヘンな質問したら出入り禁止だよ」とニヤリ。もちろん、これは松井氏の気の利いたジョークだった。その場を和らげるために、あえて前もって“けん制球”を投げたのだ。その狙い通り、この日の取材はくだけた感じの中で行われ、取り囲んだ面々にも最後まで白い歯が絶えなかった。 

 現役時代から松井氏は場の空気を読む力に誰よりもたけていた。だからこそ、本業のプレーにおいてもグラウンドであれほどまでの偉大な成績を残せたのだろう。その天才的な能力は今でも健在だ。

(運動部デスク・三島俊夫)



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