プロフィール
山口敏太郎(やまぐちびんたろう)
1966年7月20日徳島県生まれ。作家・オカルト研究家。神奈川大学卒業後、日本通運入社。96年に作家デビュー後、多様な分野にわたるエッセーや論文、小説コンテストにおいて11回の受賞歴を経てプロ作家に転身。独立し現在に至る。妖怪・UMA・UFO・都市伝説などの不思議分野において本格的な解説ができる作家としてテレビ・ラジオに多数出演。




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【UMA図鑑(11)】21世紀のニューカマー「浜名湖のハマちゃん」
2013年08月16日

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 みなさんは、静岡県浜名湖のUMAハマちゃんをご存じだろうか。ハマちゃんこそ、21世紀のUMA界に現れたニューカマーなのだ。

 発端は2012年3月19日の静岡新聞の報道であった。

「浜名湖にて、未知の巨大生物を発見か?!」の見出しが躍り、地元静岡県民のみならず、日本中のUMAマニアに拡散した。

 同18日午後3時半ごろ、釣り人から情報を得た浜名漁協新居支所(湖西市新居町新居)から湖西署に通報があった。

 それは「体長4〜5メートルもある巨大な生物が、浜名湖を回遊中」という目撃情報だった。

 湖西署員が急行し、目撃現場の新居漁港から湖上の確認作業を行った。すると、港から見て東方沖合い約300メートルのポイントで、時々浮上する茶色い巨大生物が確認されたのだ。

 この事態に及び、船舶との衝突の可能性など関係船舶に注意をうながした。その日は夕方5時半ごろまで、謎の巨大生物は回遊を続けた。

 同20日にも巨大生物は出現している。さらに同29日午後、浜名湖の今切口付近に出現、釣り人に目撃されている。

 釣り人の証言によると「怪物は5メートル先に浮上した。背ビレはなく、黒い体に盛り上がった背骨がはっきりと見えた。怪物出現と同時に魚がかからなくなった」。

 この手の巨大生物が姿を現すと、魚類がいなくなるという情報はよくある傾向である。

 また、この釣り人はこの1年前にも巨大生物を見ており、この時は体長6〜8メートル、横幅は1・5〜2メートルはあり、もっと大きい個体であったらしい。となると、少なくとも怪物は2体はいるのだろうか。つまり、種として繁殖グループがある可能性があるのかもしれない。

 この巨大生物の正体はいったい何であろうか。「ゴンドウクジラ説」「イルカ説」「スナメリ説」「アザラシ説」などいくつかあるが、真相は不明である。

 そのうちのいくつか正体説を検討してみよう。

 最初の目撃者は2時間近く観察したが、潮吹きがなかったらしい。ゆえクジラ説はなくなる。

 また、目撃した漁師の証言によると、犬のような毛がびっしりはえており、黒のまだら模様、ヒレはない。となるとイルカ説、スナメリ説、アザラシ説も消える。

 なお、この巨大生物の名前は人によって違う。

「ハマちゃん」「ハッシー」「ハマス」「ハマポゴ」「ハマッシー」「ハマナッシー」などなど。

 正体に関して、筆者はリュウグウノツカイ説(あるいはそれに近い種の深海魚)を東京スポーツ紙上で発表している。

 毛だらけ(ヒゲがそう見えたか)、細長いヒレのない体、斑点、4・5メートル(前年はもっとでかい)という特徴からリュウグウノツカイ説を出した。台湾でも漂着しており、我が国でもまれに漂着する。

 去年、一昨年と浜名湖にやってきたハマちゃん、今年も帰ってくるであろうか。
■動画■リュウグウノツカイ
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