プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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熱いシニアビジネス…それはプロレス
2017年02月16日

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ビジネスの熱い市場としてよく耳にするのが、シニア世代をターゲットにするという戦略である。シニアはお金も時間もある。この世代にキャンピングカーがよく売れてるなんて話を聞くと、ああなるほどと思う。


実は私も、あるジャンルのシニアビジネスが熱いのを知っている。それはプロレスだ。


80年代にゴールデンタイムのプロレスを見て育ったり、集客数がピークだった90年代を体験している世代。プロレスシニア層は40代以上が該当する。


この世代は今もお金を落としたがっているのである、プロレスに。


たとえば最近売れていて、評判もよいプロレス本をあげてみよう。『1984年のUWF』(柳澤健)、『プロレス取調室』シリーズ(玉袋筋太郎+プロレス伝説継承委員会)、『昭和プロレス正史』(斎藤文彦)。


見事にプロレスシニア層に響く本ばかり。なぜあの頃の題材が2017年に売れるのか?


プロレスシニア層の若い頃はネットがなく、情報や答えがすぐに出なかったことが大きい要因だと私は考える。その結果、自問自答を熟成するしかなかった。


そして当時のプロレスには「感動」「ありがとう」「涙」だけでは終わらない、暗い感情も付随することがあった。ザワザワとドロドロも。ファンは常に理不尽と対峙していたともいえる。


そんなときのファンの自衛手段はとにかく「考える」「一家言持つ」こと。同時に誰かの意見にも積極的に耳をかたむけること。


この習性で育った人たちは今も「新しい見解、説」にはお金を惜しまない。活字とバツグンに相性が良いのはそのためだ。



さて、そんなプロレスシニア層を確実に引きつける興行が先週あった。


『【プロレスリングマスターズ】マット界の達人たちが夢の競演 武藤は月面水爆発射!』(東スポWeb)である。



武藤敬司がプロデュースする新プロジェクトが8日、後楽園ホールで第1回大会を行った。主に80年代〜90年代に活躍したレスラーたちを集めた興行である。


グレート小鹿(74)、藤原喜明(67)、長州力(65)、藤波辰爾(63)、そして「平成維震軍」(越中詩郎、ザ・グレート・カブキ、AKIRA、齋藤彰俊組)らが参加。



私も会場で見たが、後楽園ホールは超満員札止め。レスラーの入場シーンだけで異様な盛り上がりだった。



《長州は「お客がいっぱいだし、(武藤)敬司の努力が報われた。これを続けていくことが大変」と話すと、藤波も「これだけ揃えば、つられて動かされた」と充実の表情だった。》(東スポWEB)


長州・藤波という経験十分の猛者でもこうコメントするほどの会場の出来上がりぶり。


若い頃に比べてお金もあり、思い入れもある世代に対し「プロレスリングマスターズ」は的確なビジネスモデルだった。


この市場はほんとに熱い。そのうち「ワールドビジネスサテライト」が取り上げると思います。



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