プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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私の開幕セレモニー
2017年02月02日

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かつて「最悪」というニックネームの後輩がいた。何をやっても最悪だったからだ。


そいつの誕生日にプレゼントで苦笑させてやろうと考えた私は、いいものがないか探していた。すると本屋で『最悪』という小説を見つけた。内容を確認せずにジャケ買い。


数日後、予想外の電話が。

「『最悪』最高でした。ありがとうございます!」

え?


慌てて私も読んでみたら、とにかく面白かったのである。作者は「奥田英朗」とあった。他の作品も読んでみた。


後年この人が直木賞を受賞したとき、私は初めて「あ、あの作家か。読んでる」といっぱしのことが言えた。「最悪」な後輩のおかげである。もっともそいつは彼女に本を読ませて私に感想を伝えたことが判明した。だから「最悪」なのだ。

その奥田英朗には『野球の国』というエッセイ集がある。


沖縄、四国、東北、九州、果ては外国にわざわざ野球のキャンプや試合を観にいき、ついでに現地で映画、マッサージ、うどんを食うというおっさん一人旅を綴ったもの。素晴らしく解放感があってのんびりが溢れていた。


「やってみたい」。


野球ぶらぶら旅に憧れた私は、広島とか甲子園とか仙台へ野球を観にいき、ついでにご当地の美味いもんやビールを味わってみた。これがまぁ楽しくてたまらないんです。また再開できたら最高だ。


2月になってプロ野球キャンプインの声をきくと、いい感じで野球の渇望感を自覚する。


毎年この時期になると私は本棚から『野球の国』を引っ張り出して読む。いつしか開幕セレモニーのようになっている。今年はどんなシーズンになるんだろうか。


すべてのファンは、今の時期はワクワクに関しては平等だ。「最悪」どころか最高の野球が見れますように。



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