プロフィール
オフィス北野・プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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築地市場内で毎日何がおこなわれているのか
2016年10月20日

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 誰もが知ってる築地市場。でも場内で何がおこなわれているのか、知っているようで知らない。

 

 夜中から朝に活気があって、セリがおこなわれて、買い付けにいくプロの人でにぎわって・・。ぼんやりとしたこの程度。

 

 なので現在公開中の「築地ワンダーランド」(監督・遠藤尚太郎)というドキュメンタリー映画を観たら、目からウロコだったのです(魚にかけてます)。

 

 撮影報道規制が厳しい築地で「1年4ヶ月の長期密着撮影が許可された初めての映像作品」というだけでも見応えがあるけど、築地について語られる言葉を聞いてるだけでもおもしろかった。働く人、買い出し人、文化人類学者、料理評論家。

 

 もっとも多く出てきたのが「目利き」という言葉だった。

 

 ここでいう目利きとは、魚の良し悪しを判断するだけでなく、お客のニーズを的確に知ることなのだと映画をみていくと理解する。実は有名な鮨職人でも、魚の判断はすべてはわからないという。というのも、すべて信頼できる仲卸の「目利き」にまかせているからだ。

 

「築地が売っているのは人間。その人間に惚れて買いに来る。仲卸との出会いは料理人の人生を左右する」

 

「お客さんのための1本を選び出す。そこで値段が逆転しても関係ない」

 

「好きなエビを好きな人に売るだけ」

 

 売る方も買う方もこういう言葉がポンポン出てくる。信頼関係で成り立つからこその緊張感が漂っている。お互いヘタな仕事はできない、と。

 

 築地はデカいけど、その実態は専門性にしぼられた濃密な点がたくさん集まって大きくなっていることがわかる。事実、この映画の試写をみたマグロ仲卸業者は、マグロ以外の他の魚種のセリを初めて見て「すげえな。他が何をやっているのか、自分以外の人の動きがわかる」とアンケートに書いたという。中にいる人が初めて全体像を知るなんて、まさしくワンダーランドではないか。

 

 あと、旬を追っている場所のドキュメンタリーなので必然的に日本の四季の美しさにも見とれた。

 

 そういえば公開中の「SCOOP!」(監督・大根仁)は東京の夜景がカッコよかったけど、「築地ワンダーランド」は朝だった。まったく関係ない2つの作品ですが、東京の同じ風景の見比べが期せずして実現していました。



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