プロフィール
プチ鹿島(ぷちかしま)
1970年5月23日生まれ。血液型O。時事ネタを得意とする。東スポ歴は中学から30年。TBSラジオ「東京ポッド許可局」、同局「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月・水)、YBSラジオ「プチ鹿島の火曜キックス」、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演中。著書には「教養としてのプロレス」(双葉新書)。




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ハチミツ二郎の「風邪ひけ」を普及させよう
2018年02月08日

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いやぁ、いいもん見ちゃったな。

4日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)のことだ。

プロレスラーの中邑真輔についてたっぷりと紹介してくれたのである。中邑選手は先月29日に行われた「WWE」のロイヤルランブルで優勝した。快挙。

WWEは世界最大のプロレス団体だから、今後「中邑真輔はアメリカで一番有名な日本人になる」可能性についても言及されていた。スタジオ解説はハチミツ二郎。彼が言うのだから間違いない。安心して見れた。

さらによかったと思ったのは、コメンテーターである社会学者の古市憲寿氏が「そもそもプロレスって本気の戦いなんですか?」と最後に質問したことだ。「本気に決まっているじゃねーか、風邪ひけ」と二郎は返した。

もしこの会話がなかったら・・。そう思うとちょっとゾッとした。というのもプロレスファンは(当たり前だが)プロレスがどれだけ本気で凄いか知っている。尊敬している。

でも日曜の昼間にあれだけ長い時間プロレスを扱ったら、視聴者の中には「でもプロレスってさぁ・・」と否定的なことを思い、その変わらぬイメージのまま終わった人もいたに違いないのだ。そこに古市氏の質問が最後に入ったことで、一部の人もモヤモヤしたままでは終わらなかったと思う。ハチミツ二郎もきちんと対応したし。

そう考えると古市氏の果たした役割は大きい。あの発言をしたことで番組がプロレスを取り上げた意味がさらに深まった。全方位の空気を拾い上げて結果的に盛り上げたことになる。

言ってみれば、あれも素晴らしいプロレスのひとつだったのだと思う。

おそらく番組の台本にはあんなセリフはなかったはず。しかし古市氏はヒール発言をすることで観客(視聴者)のブーイングや注目を浴び、ハチミツ二郎はその攻撃を見事に受け止め、返した。ここまで完全にアドリブである。真剣勝負である。

つまりプロレス懐疑派に見えた古市氏が実はもっともプロレスを実践していたのだ。

いい試合だった。ありがとう古市、ありがとう二郎。

あと、ハチミツ二郎が使った「風邪ひけ」はやっぱりいい。

相手にカチンときても「バカ」とか「アホ」とか、ましてや「死ね」なんてキツくて汚い言葉は使わなくてもよいからだ。ちゃんと笑いをとりながらツッコめる言葉があるのだ。「風邪ひけ」は私も二郎と昔からよく使っていた言葉だ。こういう良いツッコミ言葉を「大一番」で使ってくれた二郎、やっぱりありがとう。

みんな「風邪ひけ」をどんどん使おう。普及させよう。この言葉だったら角が立たないから。



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