【侍ジャパン】大谷 02年松井氏以来の天井驚打

2016年11月14日 16時30分

天井に消えた打球を見上げる大谷

 メキシコ、オランダとの4戦で大谷は11打数5安打、打率4割5分5厘、1本塁打、1打点。1盗塁も決め、スタメン出場した試合は2戦2勝と圧倒的な存在感を示した。

 

 この日も2―8の7回に代打で登場すると、高々と右方向へ。舞い上がった打球は超特大弾かと思われたが天井の隙間に吸い込まれる天井二塁打となった。2002年7月18日の横浜(現DeNA)戦の巨人・松井秀喜以来史上2度目だ。ちなみに松井は同年9月16日の横浜戦で天井に当てながら右翼席に叩き込んでいる。

 

 大谷は「打った瞬間はもう、飛距離は全然十分だなと思った。あとは打球が切れるかどうかだけ。でも(天井に)入ってしまったので、入った所がインフィールドだったので、おそらくツーベースだろうと思った」とその場面を振り返った。規格外の打球に場内がざわめく中、侍打線はこの一打をきっかけに大爆発し、一挙6点を奪うビッグイニングとなった。

 

 それだけに侍関係者の間からは「WBC本戦で大谷を野手に専念させた方が全試合使えていいのでは?」との声が噴出している。来年3月7日のWBC1次ラウンド初戦キューバ戦(東京ドーム)に大谷が先発登板した場合、球数制限があるものの翌8日のオーストラリア戦での先発野手出場はシーズン同様、体力的に厳しい。とはいえ大谷抜きの打線は迫力不足となることがハッキリした。

 

 小久保監督は「悩みしかない。大谷は基本は投手と考えます」としながらも「投手は先発8人、中継ぎ5人と先発7人、中継ぎ6人の両パターンを考えている。ロースターの期限もある。11月中旬に(WBC参加)16か国が集まる。そこでメジャー(招集状況)が出てきてから」とメジャー組の招集メンバー次第だという。

 

 メジャー組の先発陣が揃えば、大谷の打者専念も可能になるが…。大谷を投打どちらで使った方がより勝利に近づくのか? 小久保監督に大きな悩みが残った。