【侍ジャパン】“神ってる”鈴木が延長10回満塁弾 最大6点差を逆転

2016年11月13日 22時27分

10回、満塁ホームランを放った鈴木を迎える小久保監督(中央)

 野球日本代表「侍ジャパン」は13日、東京ドームでオランダと強化試合を行い、12―10と打ち勝った。

 2―8と6点を追う7回、スタメンを外れていた大谷(日本ハム)が代打で登場。内角高めのボールをフルスイングすると、打球は高く舞い上がり、天井の“隙間”に吸い込まれる。審判が協議した結果、東京ドームの特別規約もあり、大谷は二塁へ。本塁打にこそならなかったが、この驚がくの一打が湿っていた侍打線に火をつけた。

 四球などで一死一、二塁とチャンスを広げると、菊池(広島)が左翼フェンス直撃の適時二塁打。なおも一死二、三塁から山田(ヤクルト)が中前へ2点適時打を放ち、3点差に迫る。中村(ソフトバンク)が安打で続くと、筒香(DeNA)の中堅フェンス直撃の適時二塁打で2点差だ。さらに鈴木(広島)が左中間を破る2点適時二塁打を放って追いついた。

 先発・石田(DeNA)は3回4失点、2番手・田口(巨人)も2回4失点と、小久保監督が期待する若手左腕は2人とも炎上。しかし、6回を大瀬良(広島)、7回を山崎(DeNA)、8、9回を秋吉(ヤクルト)が無失点でつなぎ、前日(12日)に続いて、無死一、二塁で始まるタイブレーク制の延長戦に持ち込む。

 延長10回、先頭・中村が送れず一死一、二塁となるが、暴投と四球で一死満塁。ここで鈴木がライナーで左翼席に飛び込む値千金の満塁弾を放ち、ついに勝ち越しに成功。その裏、千賀(ソフトバンク)が2点を失うが、リードは守った。

 今回の強化試合はメキシコに1勝1敗、オランダに連勝し、3勝1敗で終えた。

※「東京ドーム特別規約」では、打球がフェア地域内にある天井の穴や隙間にはまり込んだ場合は「ボールデッドとし、打者、走者ともに2個の安全進塁権が与えられる」とある。