「2017 ワールド・ベースボール・クラシック」に出場する侍ジャパンの新ユニホームが23日、東京ドーム内の野球殿堂博物館でお披露目され、小久保裕紀代表監督がひと足先に新ユニホームに袖を通した。選手は11月10日から開催される強化試合(対メキシコ代表、オランダ代表)で初めて着用する予定。

 新ユニホームの袖部分には過去2回の優勝を象徴するゴールドの円環が、また裏袖にはプロアマ問わずすべての世代の「結束」を意味する赤い円環があしらわれている。

 この日、新ユニホームをまとって登場した小久保監督は「僕はあんまり…、腕組みくらいしかしないので、赤は見えないかもしれない(笑い)。選手たちは動き回るので、結束の赤というのも映るんじゃないかな」と感想を語った。

 代表の選考については「広島勢の活躍、優勝を引っ張った野手の若手3人。左の先発という点で、今日の巨人とベイスターズの先発両左腕というのも、非常に注目している」とセ王者の野手陣、巨人・田口、DeNA・石田らを名指しで挙げ、「全世代で世界一を狙うというのが侍ジャパンの目標、鉄則。全世代がこのユニホームを着て、同じ方向を見て戦っていければ」と意気込んだ。