【台湾・桃園16日発】野球の国際大会「プレミア12」準々決勝のプエルトリコ戦で、侍ジャパンの4番・中村剛也内野手(32=西武)が今大会初めてスタメンを外れた。

 4番には筒香嘉智内野手(23=DeNA)が5番から繰り上がり、6番で今大会トップの13打点を叩き出している中田翔内野手(26=日本ハム)が5番に入った。

 本紙に「シーズンの疲れが出ている。体が硬い。ボールは見えているんですが、体がなかなか思うように反応しない」と現状を語っていた中村剛は試合前、本隊を離れて別メニュー調整。室内練習場で軽いトスバッティングをしただけでロッカーに引き揚げた。

 稲葉打撃コーチは「おかわり君が出られないのは痛いですが、みんな調子がいいのでいつものようにつないでいければいい」と前を向いた。

 中村剛は1次ラウンド5試合全てに4番として先発出場し、19打数3安打(打率1割5分8厘)、本塁打と打点はともに0だった。