侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が7日、阪神―広島戦(甲子園)を視察。試合前には、阪神・矢野燿大監督(53)や広島・佐々岡真司監督(54)に〝候補選手〟について、現状の状態をヒアリングするなど精力的に動き回った。

 試合も最終回まで見届けた栗山監督は、試合途中に行った報道対応で、阪神では近本、佐藤輝、大山、青柳、湯浅などの名前を挙げたほか、広島では菊池涼、小園、坂倉、床田、森浦などを〝注目株〟とした。

 とはいえ、栗山監督はWBCメンバーはまだ選定の準備段階であることを強調。今後も各球場での視察を継続するとし「今シーズン、各球団でケガ人も多いですし、実績ある人がなかなか調子があがらないというのもあるので。夏場から来年にむかって、状態があがっていく人が3月(の大会)にはいいんだろうなと思っていたけど、逆に(当初の構想が)真っ白になっているところも各ポジションある。もう一度、各監督さんと色んな話をさせてもらう」と語った。

 23年の本番へむけ引き続きシュミレーションを行っていく模様だ。