【侍ジャパン】〝ゴーストフォーク〟だ! 千賀の好投にメジャースカウト熱視線

2021年08月09日 05時15分

1回無失点の千賀(左)と甲斐
1回無失点の千賀(左)と甲斐

 やはり〝ゴーストフォーク〟は強烈だった。東京五輪で金メダルに輝いた侍ジャパンで、メジャースカウトから変わらぬ高評価を得たのが千賀滉大投手(28=ソフトバンク)だ。

 左足首のじん帯損傷もあり今季の登板は2試合のみ。復帰登板で10失点を喫するなど決して本調子ではない中で、投球フォームを修正して臨んだ2日の米国戦(横浜)では2回5三振の好救援を見せて流れを引き寄せ、決勝でも1回無失点。海外FA権を行使しての移籍は最短で来オフとはいえ、かねて千賀自身も米球界移籍への思いを口にしており、メジャーも大注目の投手だ。

 ア・リーグのスカウトは「ケガをした後で急ピッチで仕上げてきて(試合の流れを左右する)厳しい場面で抑えたのはさすがです」と絶賛。その上で「米国代表にはメジャー各球団がスカウティングを提供しているはずですが、分かっていてもあの〝お化けフォーク〟に対応できなかった。これまでメジャーで成功してきた日本人投手に言えることですが、いかに向こう(米球界)の打者に対してタテの変化が有効かということです。その一方で横変化の青柳(阪神)は打たれましたからね」と続けた。

 現在の大谷、澤村はもちろん、かつての野茂、佐々木、上原らも含めてフォークを得意とする日本人投手は米球界でも存分に活躍してきた。今回の五輪に現役メジャーリーガーは出場していないとはいえ、相手打者の反応も含めて〝消えるフォーク〟の使い手である千賀の評価は言わずもがなというわけだ。

 千賀の五輪での投球はSNS上でも話題を呼んでいる。32万人のフォロワーを持ち「ピッチング・ニンジャ」の異名を持つ米投球研究家のロブ・フリードマン氏は、自身のツイッターで「コウダイ・センガの〝ゴーストフォーク〟」と動画で紹介。米国の野球ファンからも称賛のコメントが相次いだ。

 2017年に行われた前回WBCでも圧巻の投球とキレキレのフォークで世界を驚がくさせた千賀。追加招集で参戦した今回の五輪でも十分なインパクトを残した。

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