侍ジャパンの精神的支柱が4回で早くも猛打賞をマーク。幼なじみの先発・田中将(楽天)の失点を取り返した。

 準々決勝・米国戦(2日、横浜)で、日本は田中将が4回途中3失点KO。1点を追う4回裏、好機で坂本(巨人)に打席が回ってきた。二死二塁でディクソン(元オリックス)から目の覚めるような左翼フェンス直撃の同点適時二塁打。背番号6はこの日、3打席連続安打と早くも猛打賞。大会通算12打数6安打で打率5割となった。

 坂本と田中将は小学生の頃、大阪・伊丹の昆陽里(こやのさと)タイガースでバッテリー(坂本が投手)を組んだ仲。五輪の舞台で再び同じユニホームに袖を通した幼なじみが、旧友の失点をバットで取り戻した。