高い修正能力を見せた。東京五輪の野球オープニングラウンド第2戦のメキシコ戦(横浜)が31日に行われ、栗林良吏投手(25=広島)が7―4の9回に登板。初戦のドミニカ共和国戦では同じ9回に登板して1回2安打1失点だった。

「前回が悔しい結果だったんで、必ずゼロで抑えて帰るぞって気持ちでマウンドに上がりました」という栗林。先頭のエスピノザは一ゴロ、ナバーロは遊ゴロに打ち取った。そしてジョーンズは2球で追い込むと最後はフォークで空振り三振とした。

 前回登板からの反省を生かし「ブルペンの時に探り探りじゃなく一球一球全力で投げて調整するって形に変えた」という。これによって「マウンドで1球目から100%の力でいけたので、それが良かったのかなと思います」と話した。

 栗林は初戦でチームがサヨナラ勝ちしたこともあり、初勝利を手にした。この日は五輪初セーブ。次回登板に向けて「任せてもらえるなら、どのイニングでも投げたい。毎試合投げさせてもらえるなら、準備して100%のパフォーマンスを出せたらと思います」と気合を入れた。