侍にとっても頼もしい存在となりそうだ。東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンの平良海馬投手(21)が23日、取材に応じた。

 39試合連続無失点のプロ野球記録を打ち立てた金字塔はさん然と光り輝く。栄光の実績を引っさげてプロ入り後、初めて日の丸のユニホームを着用した4年目右腕は現状について問われると「コンディションはかなりいい状態です」と疲れも見せずに胸を張った。

 4日目を終えた仙台での強化合宿については「いろいろな技術だったり、いろんな選手の取り組みを間近でみられて本当に楽しいなという感じ」とリラックスした表情で語った。

 今回の強化合宿ではキャッチボール時に特別仕様の〝金色捕手用ミット〟を使用している。「(捕手用ミットの使用は)ピッチャーの球は速いから手が痛くなるので…。(色は)やっぱり金メダルということで金です。金メダルを目指して頑張ります。キラキラしていてかっこいい」と、その意図を説明した。

 キャッチボールのパートナーとなっているオリックスの山本からは独特の「やり投げ練習」も教わったという。「何か〝やり〟を持っていたので『それ何ですか』と。毎日いろんな刺激になっています!」と笑みを見せていた。