東京五輪に臨む野球日本代表「侍ジャパン」は21日、仙台市内で強化合宿を行った。右脇腹の違和感で打撃練習を控えていた柳田悠岐外野手(32=ソフトバンク)が室内でティー打撃を再開。見守った稲葉篤紀監督(48)は「ようやくバットを持って、すごくうれしそうだった。思ったよりも振れていた」と明かした。

 17日の球宴で右脇腹の違和感を覚え、19日の合宿初日からこの日まで首脳陣の判断で屋外打撃練習とシートノックは不参加。24日から強化試合が始まるが、稲葉監督は「ここまで我慢してもらったので、少しずつ状態を見ながらやっていこうと思う。本当にそこ(強化試合)に出てもらうのがいいのかどうなのか。28日の第1戦に向けてやってもらうかどうかを含めて決めていきたい。28日もぶっつけ本番にはなるけど、走り込みは十分してくれているのでキレは出ていると思う。そこも本人と話しながら決めていきたい」と慎重に判断する考えを示した。