東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー24人が16日発表され、西武からは源田壮亮内野手(28)、平良海馬投手(21)の2名が選出された。

 源田は「本当に光栄でうれしい気持ちでいっぱい。(本番が)近づいてきたら緊張感も出て来ると思うが今は自分のことでいっぱいいっぱい」と新型コロナウイルス感染明けでまだ戦列に戻り切っていない現状不安を口にした。

 それでも2019年の第2回プレミア12の優勝メンバーである遊撃手は「絶対に優勝しなければいけないと思っていますし、自分自身のキャリアにおいてもいろいろなものを吸収したい。与えられたところでしっかりと仕事をこなすことが役割だと思うので、どういう場面、状況でもしっかり仕事が果たせるように準備はしていきたい」と日の丸に対する責任感を語った。

 また、源田は今回の新型コロナ感染に関し「すごく気をつけていてもかかってしまうということを今回感じました。医療従事者の方だったり、いろいろな方のサポートを目の当たりにしてきたので、そういう方々に明るい話題を届けられるようにという気持ちが強くなりました」と遠征地・広島での貴重な体験にも言及した。

 一方で、稲葉ジャパンでは最強のユーティリティーとして継続的に選出されてきた西武の同僚・外崎が左腓骨骨折によるリハビリのため今回はメンバーを外れた。源田は「トノが一番悔しいと思うので、トノの分までという気持ちは強いです」とも。

 さらに母校・大分商の後輩で昨年、セ・リーグ新人王にも輝いた広島・森下暢仁投手(23)とのダブル選出に関しては「母校の関係者が一番喜んでいると思うので、大分にも明るい話題を届けられるよう頑張りたい」と語った。