野球日本代表の「侍ジャパン」は15日、国際大会「プレミア12」のスーパーラウンド最終戦の韓国戦(16日、東京ドーム)に向けて都内で全体練習を行った。

 打撃練習では自ら打撃投手役も務め選手とともに汗を流した稲葉監督は「素晴らしい選手がたくさんいる素晴らしいチームだと思う」と前回大会準決勝で敗れているライバル・韓国について言及。その上で「今日の(韓国―メキシコ戦の)結果次第で決勝に進める可能性がある。今日の戦いを見てからいろいろと決めたいと思う。(韓国が敗れて)決勝に進めた場合は戦い方を変える。全力で総力を尽くして、というより決勝でどう勝つかを考えていった方がいいと思っている」と続けた。

 韓国―メキシコ戦の勝敗に関係なく先発は岸孝之投手(34=楽天)の予定は変わらず。むち打ち症状のため13日のメキシコ戦を欠場した菊池(広島)も元気に全体練習に参加していたことで指揮官は「非常に回復は早いと本人も言っていた。明日の状態を見て(スタメンは)決めます」と大一番に向け手応えを語っていた。

 稲葉監督ら首脳陣は練習後、そのまま東京ドームへ向かいスタンドから韓国―メキシコ戦を視察した。