【プレミア12】米国代表の取材対応に異変 発端は韓国戦のあの判定

2019年11月13日 16時30分

 プレミア12に出場している米国代表の「ちょっとした異変」が波紋を広げている。11日に行われた日本戦の試合前から、放映権を持つ日本のテレビ局関係者以外の「選手、コーチへの試合前取材の禁止」が通達されたのだ。

 今大会の取材ルールは各チームとも共通。基本的に試合前はコーチへの声掛けや取材は禁止されている。ただ、厳格にルールを守っていたのは日本だけ。他国は試合前、試合後を問わず選手、関係者への取材は日常的で、米国代表も11日以前は各国取材陣に快く応じていた。

 そんな緩いムードが日本戦前に一変したため、一部取材陣からは「すでに2敗を喫して後がないアメリカが本腰を上げたのでは」との声も上がった。だが、米国チーム関係者によると「チームの負けムードもあるでしょうが…」と前置きしたうえでこう続けた。

「数日前から韓国や台湾メディアから執拗な取材攻勢に遭い、選手らはへきえきしているのです。特に韓国メディアは大会序盤から前のめりで、11日に行われた韓国戦前も選手らをつかまえてはいろいろと聞いていたそうです。しかも当日の試合では本塁でのタッチプレーを巡り、猛抗議。試合後にはアメリカだけでなく『日本人審判が韓国に不利になるような誤審をしたのでは』と言いがかりとも取れる発言が多数ありましたからね。こうした状況もあり『余計な発言を控え、本来のルールを順守しよう』となったようです」

 韓国や台湾の報道陣は日本とは異なり野球選手より強い立場にある。特に韓国でのメディア関係者の地位は絶対で、野球選手を顎で扱うこともしばしば。そうした韓国国内の序列による対応が米国代表のルール厳格化につながったとみられる。

 他国報道陣にとってはとばっちり以外の何物でもないが、その韓国と日本は16日に対戦が組まれている。ただでさえ熱くなる日韓戦を前にこの騒動。決戦を前に早くもきなくさい雰囲気が漂い始めている。