【プレミア12】代役登板・サブマリン高橋礼の快投でプエルトリコに快勝

2019年11月06日 23時51分

プエルトリコ打線を抑え込んだ高橋礼

【台湾・桃園発】侍ジャパンは6日、国際大会「プレミア12」の1次リーグB組・プエルトリコ戦(桃園国際棒球場)に臨んだ。3回に4番の広島・鈴木が左翼席に豪快な3ランを叩き込むなど一挙4点を先制。楽天・岸の体調不良により第2戦の先発マウンドを任されたソフトバンクのサブマリン・高橋礼は6回1安打無失点と圧巻の投球を見せた。その後も4人の継投で相手打線を抑え込み4―0で快勝した。

 カクテル光線に照らされた打球が台湾の夜空を高々と舞い上がった。3回だ。相手の失策から先制点をもぎ取り、なおも二死一、三塁の好機。侍の4番・鈴木は1ボールからの2球目、真ん中低めの直球を強振する。ぐんぐん伸びた打球はそのまま左翼中段へと突き刺さった。日本の今大会初本塁打はチームを勢いづける完璧な3ラン。ゆっくりダイヤモンドを一周した鈴木は白い歯をのぞかせ、ベンチの稲葉監督らとハイタッチを交わした。頼もしき主砲は「先制点を取った後なので、楽な気持ちで打席に入れました。みんながつないでくれたおかげで打つことができました」と感謝した。

 岸のアクシデントにより大事な第2戦の先発を託された侍のサブマリン・高橋礼も“快投乱麻”の投球を見せた。「全力で1イニング1イニング投げたい。初球から振ってくると思う。全球勝負球のつもりでいきたい」と持ち前の投法から内角高めに浮き上がる軌道のライジングボールを多投。強力プエルトリコ打線を翻弄する。内野ゴロの山を築き上げ、5回二死までは一人の走者も許さず、外野に一度も打球を飛ばさせないパーフェクト投球を見せた。

 この日18人目の打者に四球を出し初の走者、さらに左前に初安打を浴び二死一、二塁とされたが、後続を断ち切り6回73球1安打1四球無失点。代役を満点投球で務めた。

「これまでの試合を見ていて振ってくるバッターに対しては高橋を使えることが有効かなと思う」と話していた稲葉監督。まさに狙い通りの結果だ。チームの重要なピースとして“侍のサブマリン”は大きく存在価値を高めた。

 開幕から2連勝の侍ジャパンは7日、台湾と対戦する。