【侍ジャパン】ソフトバンク・嘉弥真 悲しみの沖縄を勇気づける快投「首里城は奥さんとデートした思い出の場所」

2019年11月01日 01時18分

ファンにあいさつする稲葉監督

 侍ジャパン初招集の沖縄出身・嘉弥真新也投手(29=ソフトバンク)が鮮烈な代表デビューを果たした。31日に行われた強化試合カナダ戦(沖縄セルラースタジアム那覇)の8回に6番手で登場。2三振を奪い三者凡退に封じる圧巻の投球で故郷に錦を飾った。

 凱旋登板での好投の裏には、特別な思いもあった。31日未明「沖縄のシンボル」である首里城が大規模火災で焼失。「朝起きて知って、びっくりした…」と沈痛な思いを吐露した石垣島出身左腕は「修学旅行で行った場所ですし、クラブチーム(ビッグ開発ベースボールクラブ=那覇市)時代に奥さんとデートでよく行った思い出の場所でしたので、思うところがありました」と普段以上に力が入ったことを明かした。

 さらに、この日の試合前に稲葉監督からナインに掛けられた言葉も左腕のアドレナリン分泌を促した。「監督から『国歌をしっかりと歌おう』と言われて、愛国心を持って歌う、戦うことが大事だと改めて思った。(個人的に今日は)特別な思いもあったので、よりそういう気持ちで歌った」と告白。首里城火災で悲しみに暮れた沖縄を勇気づける見事な投球だった。