「第2回BFA女子野球アジアカップ」(11月9日から中国・広東省の中山市で開催)で2連覇を目指す、侍ジャパン女子代表「U18マドンナジャパン」が20日、阪神二軍の本拠地・鳴尾浜球場で桃山教育大と練習試合を行い、20―0(5回コールド)で圧勝。前日(19日)の接戦を制した大体大戦(鳴尾浜)に続いて、順調な仕上がりを見せた。
この日で関西での合宿練習は打ち上げ。今年4月に就任した長野恵利子監督(45)は「エンドラン、ダブルスチールと、ここぞという時に点が取れるよう、しっかりとサインの確認ができた。昨日は1点もやれない試合、そして今日は1点を確実にものにするというところができた。課題はありますが、皆、平均していい結果を出せたと思う」と手応えを口にした。
今回の虎の“聖地”での合宿は、阪神の木戸克彦球団本部部長(58)が昨年のWBC大会で世界一を果たした侍ジャパン女子代表でヘッドコーチを務めていた縁で実現した。この日の練習では木戸本部部長と久保田智之現プロスカウト(38)が揃って打撃練習でトスを上げたり、アドバイスする場面が見られた。
長野監督は「素晴らしいグラウンドで練習も手伝ってもらったりして本当に感謝してます。阪神園芸さんの手入れもすごい。こんなきれいなところでやれて私も選手も幸せです。(アジア杯は)しっかり準備して戦っていきます」と連覇に向けて気持ちを新たにした。