侍J井端コーチが激推し 東京五輪は岡本がニッポンの4番・三塁

2019年03月09日 16時30分

日本の4番を任されることになった岡本(左)

 侍のホットコーナーもこの男で文句なしだ。侍ジャパンは9日からメキシコ代表との強化試合2連戦(京セラドーム)に臨む。初戦に4番で先発出場する岡本和真内野手(22)には所属の巨人同様、東京五輪出場メンバーとしても正三塁手定着に大きな期待がかかる。そんななか、巨人コーチ時代から岡本を間近で見てきた侍ジャパン・井端弘和内野守備走塁コーチ(43)が、教え子の三塁守備に太鼓判を押し“激戦区”でのレギュラー奪取を強力に推した。

 若き長距離砲・岡本に対する侍指揮官の期待値は想像以上だった。8日に京セラドームで行われたメキシコ戦前日練習、稲葉監督は「(9日は)4番を岡本選手にしようと考えている」と明言した上で「昨年の日米野球で一度だけ4番を任せたが、やっぱり彼にはJAPANの4番を目指してもらいたいなと。そういう思いが僕の中ではある」とも続けた。

 今年11月の「プレミア12」、そして来年夏の東京五輪を見据え、侍の主砲としてチームをけん引してほしいという願いの表れでもあった。

 岡本は「そういうところで打てるようにもしないといけないが、まずは自分のチームで結果を出して文句なしで選ばれるように、いい成績を出せるように頑張りたい」とコメント。相変わらず謙虚な言葉に終始したが、昨年11月の日米野球に続いて2度目の選出となった侍ジャパンでの評価はうなぎ上りだ。

 打棒だけではない。今季から巨人で再転向を図っている、三塁の守備力にも太鼓判が押されている。侍ジャパン・井端内野守備コーチは「今季からは(三塁守備が)本人にとって楽になるのかなと思います。サードは考えることがないですからね」と笑いながら口にすると、その理由についてこう続けた。

「実は去年(高橋由伸)監督にお願いして、岡本にあえてファーストをやらせたんですよ。ファーストはやっぱり動きが数多くあって、いろいろなケースとともにポジショニングなどで結構頭を使う。最初のうちからサードで楽させても嫌だなと思ったのでね。とにかくファーストで頭を使わせたほうがいいと思って、彼にはやってもらった。そういう場を踏んでからサードへ戻ったら、もっと楽になると思ったんです」

 昨季、チームで一塁守備を経験したことが、結果的に三塁守備の向上につながった。同コーチは続けて「スローイングは、もともと良かったので心配はしていないです。あと体が確かに大きくなりましたけど、去年があまりにも痩せ過ぎていましたからね。キャンプもやったということは絞れているので、あれが本来の体だと思っていますよ」とも。今季は三塁手として昨季以上のパフォーマンスを期待している。

 稲葉監督は東京五輪を見据えて侍ジャパンの若返りを図っており、正三塁手に関しても見極めている段階だ。今大会では巨人・岡本を筆頭に阪神・大山、ヤクルト・村上が三塁手候補として名を連ね、招聘されていない面々にもDeNA・宮崎らがいる。

 果たして東京五輪のホットコーナーは誰が守るのか。岡本が本命に急浮上してきた。