ソフトバンク・王貞治球団会長(77)が4日、イチロー外野手(44)の新たな挑戦にエールを送った。

 マリナーズの会長付特別補佐に就任したイチローについて「彼にとってもマリナーズにとっても一番いい選択をしたんじゃないかな」と語ると「若い選手にイチローから伝えてもらうという考えが球団にもあるだろうしね。イチローとしては100%辞めてしまうというんじゃなくて、また打席に立てるチャンスを残してということでね」と異例とも言える生涯契約に理解を示した。

 さらに「引き時というのが選手にとっては一番難しい」と思いやると「球団としては『選手・イチロー』というのと同時に、アドバイザーというのかな。まあ、こうなると指導者としての道も残されているから、そうなると、今まで(日本人で)指導者が一人もいなかったから、そういう道もチャンスが出てきた」とイチローの新たな可能性に期待を寄せた。