ソフトバンク柳田 サイクル安打より本塁打「一本でも多く打ちたい」

2018年05月04日 15時25分

初回に涌井(左)から先制ソロ本塁打を放った柳田

 ソフトバンクが3日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―3で逆転勝ち。柳田悠岐外野手(29)が、初回に2試合連続の7号先制ソロを放つと、6回の左前打を挟み、7回には決勝の2点適時三塁打。打席が回らず、先月21日の日本ハム戦に続くシーズン2度目のサイクル安打達成とはならなかったが、3安打3打点の活躍でチームを今季初となる同一カード3連勝に導いた。

 同一シーズンに複数回のサイクル安打となれば達成者はNPBにはおらず、メジャーでもわずか4人しかいない。だが、試合後の柳田は「(打席が)回ってきてほしいという欲はなかったですよ」と、前人未到の快挙には興味を示さなかった。

 そして「たとえ(今後)最終打席にリーチをかけていても僕は本塁打を狙いますよ」とも。この日も柳田は、2人出塁すれば打席が回ってくる9回のベンチで「本塁打が出る角度でスイングを入れる」ことだけを考えていたという。

 さらに、先月21日のサイクル安打達成時を振り返ってこうも力説した。

「あの試合、あと少しで本塁打という当たり(中堅フェンス直撃の二塁打)があった。あれがオーバーフェンスならサイクルはなかった。でも、僕は正直、越えていればよかったと思った。サイクルがどれだけすごいことかは知っているし、分かっているけど、それでも僕は本塁打を一本でも多く打ちたい。野球の神様が(単打、二塁打、三塁打)どれかを本塁打に代えてくれるならお願いしたいくらい」

 この日も、スラッガーの矜持を示した柳田。もしも5打席目が回っていれば、野球の神様はどんな結末を用意していただろうか。