巨人63年ぶり20得点の大爆勝! 起爆剤はゲレーロ

2018年04月26日 16時30分

古巣相手に大暴れのゲレーロ

<巨人20-4中日(25日)>雨上がりの前橋に四方八方、白球が乱れ飛んだ。5回終了時にはバックスクリーン後方に花火が打ち上がったが、スタンドを埋めた上州のG党は、すでに坂本勇の今季1号特大3ラン、岡本の5号2ランを見上げておなかいっぱい。大量リードの終盤になると、多くが満足顔で家路に就き始めた。

 長い巨人の歴史でも、1試合20得点は半世紀以上もなかった出来事。由伸監督は「みんながよくつないだというのもあるし、坂本にもようやくホームランが出た。本当にいい攻撃をたくさんできた」と笑顔で振り返った。

 なかでも指揮官が評価したのが、初回の先制打から3打席連続適時打を放ち、4打点を叩き出した助っ人主砲だ。「最初のチャンスでゲレーロがタイムリーを打ってくれたことが、その後につながったんじゃないかな」と働きを絶賛した。

 ゲレーロ本人もすこぶる上機嫌。試合前時点で中日には15打数2安打とセの5球団で最も抑え込まれていたが、うっぷんを晴らす大暴れに「チームにとっても自分にとってもいい試合になった」とドヤ顔を見せた。

 ただ試合前の巨人サイドではこんな意外な声も上がっていた。「中日戦に限れば、ゲレーロは打たなくても十分働いているんですよ」という。

「向こう(中日)としては、ゲレーロだけには意地でも打たれたくない。だから初戦の柳のような外角の出し入れで勝負する投手にも徹底した内角攻めを指示しますよね。でもそれで相手は四球を与えたりして、結果的に自分の投球リズムを崩している。前後の打者への攻めも甘くなるんです」(チームスタッフ)

 古巣の執拗な内角攻めにゲレーロ自身のイラ立ちは今後も募るだろうが、対戦成績はこれで4勝1敗。まだ5試合とはいえ、チーム打率も3割9厘と圧倒している。数字に表れずとも、光るホームランキングの存在感。歴史に残る20得点大勝の相手が中日だったことは必然だったのかもしれない。