工藤ホークスに今季全勝の西武 達川ヘッドが例えた伝説の虎打線

2018年04月26日 16時30分

渋い表情の工藤監督

 ソフトバンクが25日の西武戦(ヤフオク)で、6―12と屈辱的大敗を食らった。3回と6回に6失点ずつを食らう惨状に工藤監督は「ビッグイニング2回がね…。西武打線がいいのは分かっているが、四球ですよ。四球」と、計8四死球で大量失点を喫した投手陣に苦言を呈した。西武には昨季本拠地で11勝1敗と無類の強さを誇ったが、今季の西武戦は敵地の2試合を含めて3戦全敗。工藤政権下ではワーストとなる首位まで5・5差をつけられた。

 首位を走る西武はこれで5試合連続9得点以上のリーグ新記録を樹立とあって、試合後のホークスベンチは対応に追われた。達川ヘッドコーチ、バッテリー系首脳陣、高谷、甲斐の捕手2人が球場を後にしたのは、日付が変わる寸前だった。

 猛威を振るうレオ打線にさすがの王者も危機感いっぱいだ。達川ヘッドは帰り際「よう打つなあ。抑えるのは難しいよ」と本音を漏らし「ワシらが現役の時も経験ある。バース、掛布、岡田で有名な85年の阪神の時もそうじゃった」と、球史に名を残す伝説の虎最強打線とダブらせるほどだった。

 達川ヘッドは「長打があるから四球を出す。四球を出すから大量得点になる」との悪循環を指摘し、対策として「ソロホームランはOKくらいの気持ちでいかな勝負にならん。『四球出すな』『ホームラン打たれるな』じゃ逃げ道がなくなる。初回から窮屈な投球はさせたくない」とまで語り、警戒レベルを最大級に引き上げた。

 苦手意識を植えつけられては取り返しのつかない事態にもなりかねない。王者が早くも正念場を迎えている。