【追悼 衣笠祥雄氏】金本監督が「鉄人魂」継承へ

2018年04月25日 16時30分

キャンプで金本(右)を激励する衣笠氏。左は山本監督(2002年2月)

 衣笠祥雄氏の突然の訃報を受け、阪神にも悲しみが広がった。

 24日、雨天中止となったヤクルト戦(松山)の練習後に取材に応じた金本監督は「何年か前から体調が悪いと聞いていたが、元気な姿を見られていてよくなっているのかなと思っていた。ビックリしている」と沈痛な面持ち。

 衣笠氏に次ぐ歴代2位の1914試合の連続試合出場記録を持つ鳥谷も「『頑張って』という言葉を掛けてもらっていた。内外野関係なしに、ずっと出ることはすごいことだと思う」と話した。

 なかでも指揮官の衣笠氏への思いは特別だ。連続試合出場記録1位の衣笠氏に対して金本監督は連続試合フルイニング出場記録の世界記録を持ち、ともに“鉄人”と称された。さらに古巣・広島の大先輩とあって「休まずに少々のケガでも出るというのは衣笠さんの存在が大きかった。試合に出ることへの責任感や中心選手は常にグラウンドに立っていないといけない。なおかつ結果を残さないといけない。それを無言で示した人だと思う」とその功績をたたえた。

 そんななか、金本監督には“虎の鉄人育成”が求められている。

「鳥谷が連続試合の記録を更新しているが、それに続く選手が出ていない。金本監督が言うように痛いかゆいを言わずグラウンドに立ち続ける心身ともに強いレギュラー選手がいないとチームは強くなれない。何とか育ててもらいたい」(チーム関係者)

 星野仙一氏に続き大事な先輩を亡くした金本監督は「先輩たちの思いを大事にやっていきたい」と改めて“鉄人魂”の継承を誓っていた。

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