阪神の“悩める右腕”藤浪晋太郎投手(24)が今季初の甲子園での「伝統の一戦」となった20日の巨人戦に先発し、5回9安打6四球6失点と散々な内容で1敗(0勝)を喫した。

 三振こそ5イニングで10個と、らしさは見せたが毎回走者を得点圏に許す不安定な投球が止まらない。4回に吉川、ゲレーロの連続適時打、5回は坂本の2点適時打などで追加点を奪われ降板。球数は120球にも及んだ。

 登板前は「やるべきことをやる。試合を作ることを心掛けたい」と話していた藤浪。前回13日のヤクルト戦は7回1失点と好投しながらも金本監督から「次回が大事。次また乱れるようなら…」と一軍ローテ残留かどうかの“追試”を課せられていたが、この調子では二軍落ちもありえる状態となった。